第1弾|米中晩餐会に半導体トップが集結 AI機器をつくる北テキサスの現在地



9月24日、トランプ米大統領が中国の習近平国家主席を迎えたホワイトハウスの晩餐会。円卓には、NVIDIAのジェンスン・ファンCEOとAMDのリサ・スーCEOが座っている。米中間で人工知能(AI)と半導体を巡る競争が続く中、この顔ぶれは注目を集めた。


ダラス・フォートワース(DFW)にとって、AIは研究開発やデータセンターだけの話ではない。AIシステムを製造する工場が、すでに地域で動き始めている。 NVIDIAと台湾のWistronが協力するAIスーパーコンピューター関連の工場は、フォートワースで開所した。NVIDIAも同工場を、米国内でAIシステムを製造する取り組みの一つとして紹介している。

ダラス北部のシャーマン市でも関連投資が進む。ダラスに本社を置くTexas Instruments(TI)は、2025年末に新たな半導体工場「SM1」で生産を開始した。また、光技術企業Coherentは、AIデータセンター向けの光学部品を製造するシャーマン施設の拡張を発表している。CoherentはNVIDIAとの提携関係も公表している。ただし、TIの工場がNVIDIA向け半導体を製造しているという意味ではない。各社は、AIを支える異なる製品と製造工程を担っている。

こうした投資が進む一方、米中首脳会談では、関税、半導体を含む技術規制、重要鉱物の供給を巡る課題が残った。報道によると、両国は貿易上の休戦を2カ月延長したが、包括的な解決には至っていない。北テキサスの製造業にとって重要なのは、今後の部材調達、生産計画、顧客企業の設備投資がどう動くかだ。

今回の晩餐会でDFW向けの新投資が発表されたわけではない。それでも、フォートワースのAIシステム、シャーマンの半導体と光学部品という既存の事業を見ると、北テキサスがAIの供給網に具体的な製造拠点を持つことが分かる。

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関連ソース:NVIDIA Texas Instruments Coherent Reuters