トヨタハウジング、ダラスで事業拡大 ― 住まいのプロが、地域企業へのサービス提供を本格展開
/1.トヨタハウジングとは?
トヨタハウジングサービスUSA(Toyota Housing Service USA, Inc.)は、2002年の米国賃貸事業開始から23年間にわたり、日本から駐在員される方に向けた賃貸住宅の提供を行っています。母体である日本のトヨタホームは、1975年にトヨタ自動車の住宅事業としてスタートし、「日本の住まいをよくしたい」との理念を基に成長を続けている、総合ハウスメーカーです。
2025年に米国テキサス州DFWエリア(Plano市)に拠点を設け、より多くの方に向けた賃貸住宅の提供を行うよう、新体制がスタートしました。
トヨタ関連企業に限らず、幅広く日系企業の方々を対象にサービスを提供しています。
2.なぜダラスなのか?
テキサス州ダラスは、トヨタモーター・ノースアメリカ(TMNA)の本社があるPlano市を中心に、トヨタグループの主要拠点が数多く集積しています。
特に2017年にトヨタがPlano市に本社機能を集約して以来、北米における戦略的ハブとして急成長を遂げています。また、ダラス郊外のFrisco市では2025年、トヨタ・フィナンシャル・サービスが大規模オフィスをリース契約し、不動産業界でもニュースとなりました。このオフィスは、住友林業が参画した木造大規模オフィスビルとしても注目されており、トヨタモーター・ノースアメリカ(TMNA)の本社の目の前に立地しています。
そんな中、日本から米国に駐在される方の困りごとの一つに、住宅の確保が挙げられます。その困りごとを解決するのがトヨタハウジングの事業目的です。
3. サポート内容
トヨタハウジングでは、駐在員とそのご家族が安心して現地生活をスタートできるよう、以下のようなサービスを提供しています。
・渡米前、日本にいるタイミングから家探しをサポート(渡米前に住居を決定可能)
・一般マーケットには出ていない自社保有物件を、駐在員の方に向けて提供
・初の渡米でクレジットスコアが無い方も対象に入居審査を実施
・自社保有物件のため、赴任中の強制退去なし(帰国まで確実に住み続けられる)
・米国生活スタイルや設備への不安を解消する、柔軟なオプション設備(ウォシュレットなど)
・日本人対応に精通した現地管理会社による、入居中のトラブル対応
このようなサポートを通じ、米国の住宅事情に翻弄されないよう、“ご家族を含めて安心した暮らしの立ち上げ”を支えるパートナーとしての立ち位置を確立しています。
4.地域企業へも本格展開
トヨタハウジングは、これまで培ったノウハウと現地ネットワークを活かし、安心・安全な海外生活支援のインフラ企業として地域企業との連携も積極的に展開していく方針です。
駐在員向け住宅ニーズはトヨタグループに限らず、DFWエリアへの進出企業全体で急拡大しています。
とくに近年は、医療機器、自動車部品、ITサービスなど、様々な日本企業がDFWエリアに進出しており、現地生活支援のニーズは多岐に渡ります。
「これまで、トヨタグループや様々な日系企業の駐在員の皆様への住まいや生活面でのサポートを通じて、支援体制を構築してまいりました。今後はこの体制を活かし、DFWエリアでより多くの企業の皆様へサービスをご提供してまいります。現地で安心して生活いただける住環境を、私たちが責任を持ってご提案してまいります。」
トヨタハウジング 現地責任者鶴岡洋一
5.ダラスでの「住まい」は、私たちにお任せください
異国での新生活は期待と不安が入り混じるもの。だからこそ、信頼できるパートナーの存在が心の支えになります。トヨタハウジングは、住まいを通じて「安心」を届けることで、皆さまのダラスでの生活がより充実したものになるよう、これからも努力を続けてまいります。
サービスに関するお問い合わせやご相談はトヨタハウジング(担当:渡邉)まで、お気軽にご連絡ください。thsu@toyotahousing-us.com
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