第2弾|米中晩餐会の金融トップとダラス TXSE始動で変わる証券市場の地図




米中首脳晩餐会の招待者一覧には、Goldman Sachsのデービッド・ソロモンCEOと、JPMorgan Chaseのジェイミー・ダイモンCEOも名を連ねた。この顔ぶれをダラスから見る際に欠かせないのが、Texas Stock Exchange(TXSE)の始動と大手金融機関の地域拡大だ。


TXSEはダラスを本拠とし、2026年7月に株式の取引を開始した。9月16日には、Texas CapitalのETF2本が同取引所の最初の主要上場銘柄として取引を始めた。つまり、TXSEは開設構想の段階を過ぎ、取引とETF上場の実績を持つ。一方、企業株式の主要上場は別の段階にあり、9月26日時点のTXSEの案内では10月5日から開始予定とされている。

JPMorganはTXSEの親会社に戦略出資している。同社によると、PlanoのLegacy Westキャンパスでは約1万3,000人が働き、DFW全体の従業員は1万7,000人超。さらにFriscoには、商業銀行、プライベートバンク、資産管理を担う新オフィスを設け、2028年初めの入居を予定する。TXSEへの投資と北テキサスでの顧客対応拠点の拡大は、それぞれ確認済みの動きだ。

Goldman Sachsはダラス中心部のNorthEndに、約80万平方フィートの新キャンパスを整備している。同社は5,000人超を収容し、建設・内装・移転は2028年に完了する予定と発表している。これは収容規模であり、5,000人超の新規採用を意味しない。また、Gephyroの2023年の記事には当時の「2027年オープン予定」とあるが、今回の原稿には、その後に公表されたGoldman Sachsの2028年予定を採用した。

DFWでは、企業が資金を必要とする産業の成長と、それを支える金融機能の拡大が同時に進んでいる。 半導体工場やAI設備への投資が、地元での融資、資産運用、証券業務の需要にどうつながるかは、今後の取引実績で見極めたい。晩餐会への招待そのものが、新たな対中金融取引やTXSE向けの追加投資を示すものではない。

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