フリスコが2026年注目の観光都市に選ばれる理由
/テキサス州フリスコは、これまで「ダラス北部の急成長住宅都市」として知られてきましたが、近年は全米メディアから「訪れる街」としても注目を集めています。
Local Profileは全米向けの旅行特集で、フリスコを「2026年に訪れたいクールな街」の一つに選出し、家族で楽しめるスポーツ施設やエンターテインメント、ショッピング環境の充実を高く評価しました。これは単なるイメージ戦略ではなく、数年にわたる大規模開発と観光政策が実を結び始めた結果だといえます。
Photo by Visit Frisco
とくに北フリスコでは、2026年前後の完成を目指す複数の大型プロジェクトが、都市の景観と役割を大きく変えつつあります。中心となるのが、総額120億ドル規模のマスタープラン開発「Fields」の一部として進む Fields West です。55エーカーの敷地に小売、オフィス、飲食、住宅タワーを集約した「歩いて回れる街」として計画されており、2026年のフェーズ1完成が予定されています。周辺には PGA of America の本部キャンパスもあり、ゴルフやビジネスと組み合わせた滞在型観光が想定されています。
家族向け観光の象徴的な存在となるのが、ユニバーサル・パークス&リゾーツによる「Universal Kids Resort」です。パンザークリーク・パークウェイ沿い約97エーカーに、子ども向けアトラクションやキャラクター体験、テーマホテルを集めたキッズ特化型リゾートとして構想されており、2024年に着工、2026年開業を目標に進められています。テキサス州内にとどまらず、周辺州からの集客も見込まれています。
同時に、レバノン通りとダラス・ノース・トールウェイ周辺では、複合開発「The Mix」が進行中です。約112エーカーの敷地にオフィス、小売、ホテル、住宅、公園を組み合わせた総額30億ドル規模の計画で、生活・仕事・娯楽が一体となった新たなライフスタイル拠点として位置づけられています。
現在進行中の主な変化を整理すると、以下の通りです。
・北フリスコを中心とした大規模複合開発による観光・滞在機能の強化
・子ども・家族向けエンタメの拡充による「目的地型都市」への転換
・ダウンタウン再開発によるウォーカブルな街並みの形成
さらに、歴史あるダウンタウン「Rail District」でも再開発が進んでおり、旧市街は車移動が前提の郊外型エリアから、カフェやイベントが集まる、歩いて楽しめる街へと変貌しつつあります。
こうした動きは、ダラス地域に住む日本人駐在員やその家族にも大きな影響を与えます。週末のレジャーをダラス中心部まで出向かずに完結できる利便性が高まる一方で、住宅価格や交通量の増加といった課題も顕在化しています。2026年に向けて観光都市として成熟していくフリスコの動向は、ダラス北部での居住地や拠点選びを考えるうえで、重要な判断材料になるといえそうです。
参考出典:
Frisco Lands On 2026 List Of Coolest Cities To Visit - Local Profile
The 3 Projects That Will Reshape North Frisco by 2026
Downtown Rail District Redevelopment | Frisco, TX - Official Website
JPI Completes First Two Phases of New Community at Frisco Railhead, Delivering 903 Luxury Apartments
New Universal Kids Resort Theme Park in Frisco, Texas Opening in 2026
Development Summit - Frisco Chamber of Commerce
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