ダラス食品大手Daisy Brandがプレイノに本社移転



記事ハイライト

  • 乳製品大手Daisy Brandが、ダラスからプレイノのGranite Park Fourへ本社を移転します。

  • 新本社は約5,063平方メートルで、少なくとも1,000万ドル(約16億円)が投じられます。

  • プレイノ市は50万ドル(約8,000万円)の企業誘致支援を承認しました。


サワークリームやカッテージチーズで知られる米食品メーカーのDaisy Brandが、現在のダラス本社をプレイノへ移転することが明らかになりました。

2026年7月27日、プレイノ市議会は同社の本社誘致に向け、50万ドル(約8,000万円)の経済開発助成金を承認しました。新本社は、プレイノ西部の大型複合開発地区Granite Parkにある「Granite Park Four」に入居する予定です。


新本社の場所と規模

概要は次の通りです。

所在地:5850 Granite Parkway
建物:Granite Park Four
オフィス面積:約5,063平方メートル
市の助成金:50万ドル(約8,000万円)
最低投資額:1,000万ドル(約16億円)
稼働期限:2027年12月末まで

オフィスの約5,063平方メートルは、一般的なオフィスビルの複数フロアに相当する規模です。単なる登記上の本社移転ではなく、経営、管理、営業などの本社機能を集約する大型オフィスになるとみられます。


移転する従業員数はどのくらい?

今回公表されたプレイノ市の資料や主要報道では、新本社に勤務する正確な人数は示されていません。

Daisy Brandの求人情報によると、同社は全米25州以上で650人を超えるフルタイム従業員を雇用しています。ただし、この人数にはダラス本社だけでなく、テキサス州ガーランド、アリゾナ州、オハイオ州などの製造施設で働く従業員も含まれます。

そのため、650人全員がプレイノへ移るわけではありません。現時点では、ダラスのコーポレートオフィスに所属する従業員が新本社へ移る計画と考えるのが妥当です。


Daisy Brandがプレイノへ移転する理由

Daisy Brandは、移転理由について詳細な公式説明を発表していません。ただし、公表資料からは、次の要因が背景にあると考えられます。

1. プレイノ市による企業誘致支援
プレイノ市は、経済開発基金から50万ドルの助成金を提供します。同社は助成条件として、新オフィスに少なくとも1,000万ドルを投資し、2027年末までに本社を稼働させる必要があります。

2. 優秀な人材を確保しやすい立地
プレイノ市のジョン・マンズ市長は、同市の「優秀な労働力」「高い生活環境」「ビジネスに適した環境」が企業を引き付けていると説明しました。

プレイノやフリスコなどダラス北部では人口と企業集積が続いており、経営、IT、マーケティング、食品開発などの人材を採用しやすい点も利点です。

3. Granite Parkの利便性
Granite Parkは、Dallas North TollwayとSam Rayburn Tollwayに近く、レストラン、ホテル、住宅、遊歩道などが集まる複合開発地区です。

従業員向けの利便性や採用競争力を高めながら、将来の事業拡大にも対応しやすいオフィス環境といえます。


プレイノで続く本社誘致

プレイノにはToyota Motor North America、KFC、Ericssonなど、多くの大企業が拠点を置いています。2026年にはAT&Tもダラスからプレイノへの本社移転を発表し、Samsung Electronicsも米国本社をプレイノへ移す計画を明らかにしました。

Daisy Brandの移転は、企業活動の重心がダラス中心部だけでなく、プレイノを中心とする北部エリアへ広がっていることを示す新たな事例です。

同社は1917年にシカゴで創業し、1975年に本社をダラスへ移しました。約50年ぶりとなる今回の本社移転によって、次の成長段階に向けた経営基盤をプレイノで整えることになります。

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参考出典:Daisy Brand公式サイト Dallas Business Journal Community Impact The Dallas Morning News Local Profile