「Mizu Sushi」がダラス・グリーンビルに開店|伝統回帰の寿司店



Mizu Sushi & Handroll Barは、ダラスのグリーンビルアベニューに2025年11月下旬オープンした寿司店です。 同物件は長年愛された「Teppo」や、その後の「Kaiyo Sushi」が入っていた「寿司の歴史ある住所」として知られています。

今回、物件を引き継いだのは、ダラスの寿司シーンで長く活躍してきたシェフ、ロイ・アン(Roy Ahn)です。 ロイ・アン氏はLittle Katana、Kome Sushi、サウスレイクのSushi Zenなどの運営・マネジメントを手がけ、2024年にはビショップアーツの旧「Lucia Dallas」跡に「Otaru」もオープンさせています。

Photo by Mizu Sushi

コンセプト:おまかせ全盛の中で「昔ながら」を

Mizuのコンセプトは、「良い寿司を、きちんと、適正価格で」という伝統寿司店です。 近年ダラスでは高額なおまかせ専門店が増えていますが、Mizuはそれに対する“肩の力を抜いた選択肢”を目指しています。

多くの新店が1人300ドル級のおまかせを打ち出す中で、Mizuは「必ずしもフォーマルなおまかせでなくてよい」「数品をアラカルトで楽しめる」カジュアルさを重視しています。 おまかせスタイルの提供も可能な一方、日常使いできる価格帯と雰囲気で、リピーターが通いやすい場づくりを志向しています。

Photo by Mizu Sushi

メニュー:王道ネタと手巻き

メニューは、伝統的な握り寿司と手巻き(ハンドロール)を中心に構成されています。 マグロ、ウニ、ハマチといったクラシックなネタが揃い、日本や世界各地から選び抜いた良質な魚介を仕入れているのが特徴です。ロイ・アンのスタイルは、奇をてらった創作よりも、素材の質と仕事の丁寧さで勝負する「きちんとした寿司」です。 アラカルトで少しずつ頼める構成のため、「まずは様子見で数貫から」「締めだけ寿司で」など柔軟な楽しみ方ができます。

Photo by Mizu Sushi

店内にはフルバーがあり、カクテル、ワイン、ビール、日本酒を幅広くラインナップしています。 食事メインはもちろん、軽くつまみながら一杯楽しむバー利用もしやすい構成です。

店内と「水」という店名の意味

店名の「Mizu」は、日本語の「水」に由来します。 「日本は海に囲まれた国であり、寿司と水は切っても切れない」というイメージから、店内には水を想起させる青いネオンライトが多用されています。

音楽やライティングにもこだわり、「音楽・雰囲気・光のバランスが良い、伝統寿司を楽しめる場所」を目指しているとオーナーの息子クリス・アンは語っています。 おまかせ専門店ほどの緊張感はなく、それでいてチープにならない「ちょうど良いラウンジ感」がコンセプトです。

Mizuは寿司文化の蓄積がある住所を引き継いだことで、「寿司の歴史を持つグリーンビルの一角」に新たな章を加える存在になっています。 ロイ・アンにとっても、これまで培ってきたダラス寿司シーンでの経験を形にする新たなステージと言えるでしょう。

Photo by Mizu Sushi