フリスコのコメリカ銀行で184人削減へ フィフス・サードとの合併後に人員調整
/テキサス州フリスコの「The Star」タワーに入るコメリカ銀行フリスコオフィスで、184人の従業員が2026年3月13日に一斉レイオフされる計画が明らかになりました。これは、ダラス拠点のコメリカ銀行が、シンシナティ拠点のフィフス・サード銀行との約109億ドル(約1兆6,000億円)規模の合併について株主承認を受けた直後の動きで、統合に伴う人員整理と見られています。
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レイオフの概要
コメリカは2026年1月7日付で、テキサス・ワークフォース・コミッションにWARN通知を提出し、フリスコ拠点での大規模レイオフを正式に報告しました。
対象拠点:Comerica Frisco Star Tower Facility(17 Cowboys Way, Frisco)
対象人数:184人
実施予定日:2026年3月13日
この拠点は、2022年時点で約300人規模のビジネス&イノベーションセンターとして位置づけられており、開設から短期間で大幅な人員削減に直面する形となります。
合併との関係と今後の拠点戦略
今回のレイオフは、コメリカとフィフス・サード銀行の合併承認直後に公表されており、重複部門の整理やコスト削減を目的とした統合作業の一環と受け止められています。
合併規模:約109億ドルの株式・現金取引
目的:より強固な組織体制の構築と長期的な株主価値向上
ダラス本社:ダウンタウンの本社について、追加レイオフは現時点で発表なし
フィフス・サード銀行は、2029年までにテキサス州で150店舗の新規支店開設を目指す方針を示していますが、フリスコのThe Star拠点の今後については、縮小や転用を含め明確な方針は示されていません。
WARN法と従業員への影響
今回の通知は、50人以上のレイオフに事前通告を義務づける連邦法「WARN法」に基づくものです。
通知期間:約65日前の事前通告
法的観点:通告内容の妥当性について検証する動きも出ています
支援策:州当局による再就職支援や職業訓練の案内が想定されています
コメリカは、影響を受ける従業員への支援を行うとしていますが、退職金などの詳細は公表していません。
フリスコとダラス地域への影響
The Starは、ダラス・カウボーイズ本社を核とした大型複合開発で、金融やテック系の人材が集積するエリアです。
短期的影響:周辺オフィス需要や店舗売上への影響が懸念されます
中長期的視点:金融業界の再編と新規進出が並行し、雇用構造が変化する可能性があります
日本人駐在員や家族にとっては、今回の動きを単発のレイオフとして捉えるのではなく、ダラスが金融・銀行業の再編拠点となりつつある流れとして理解することが重要と言えるでしょう。
参考出典:KERA CoStar Houston Chronicle
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