キャタピラーがアービングのラスコリーナスに本社拡張 2027年8月完成へ
/記事ハイライト
世界最大の建設機械メーカー、キャタピラーが2022年のイリノイ州からの本社移転後、アービングで初の大型施設投資。旧Zalesキャンパスを3,600万ドル(約54億円)で改修
第1フェーズは約9,940平方メートル、2027年8月完成予定。総面積37,000平方メートル超の全施設を段階的に整備
2022年のイリノイ州ディアフィールドからの移転に続き、北テキサスへの長期コミットメントを明確化。DFWの国際的な企業集積がさらに加速
世界最大の建設・鉱山機械メーカー、キャタピラー(Caterpillar Inc.、NYSE: CAT)が、アービングのラスコリーナス地区にある旧Zalesキャンパスの改修工事計画をテキサス州免許登録局(TDLR)に申請しました。「Project Stone」というコードネームで進む本プロジェクトは、第1フェーズで約9,940平方メートル(107,000平方フィート)を改修し、2027年8月の完成を目指しています。設計はグローバル建築設計事務所のGenslerが担当します。
拡張計画の概要
新拠点所在地:901 West Walnut Hill Lane、アービング(ラスコリーナス地区)
第1フェーズ改修面積:約9,940平方メートル(107,000平方フィート)
第1フェーズ工事費:約3,600万ドル(約54億円)
施設総面積:37,000平方メートル超(400,000平方フィート超)段階的に整備予定
第1フェーズ完成予定:2027年8月
設計:Gensler(グローバル建築設計事務所)
同物件はキャタピラーが2025年12月に取得した旧Zales(宝飾品チェーン)のコーポレートキャンパスで、現在の本社拠点であるWilliams Square(5205 N. O'Connor Blvd.)から約5キロの距離にあります。両拠点合わせてキャタピラーのアービング従業員を収容していく計画です。
キャタピラーとDFW 2022年移転からの歩み
キャタピラーは2022年6月にイリノイ州ディアフィールドからの本社移転を発表し、同年中にアービングへの移行を開始しました。1960年代からテキサス州内に拠点を持ち、2024年の年間売上高は648億ドル(約9兆7,200億円)に上ります。2025年には同社の100周年を迎え、テキサス州内の300以上の地域団体に190万ドル(約2億8,500万円)超を寄付するなど地域貢献も強化しています。
今回の大規模投資は、イリノイからの移転から4年を経てDFWへの長期コミットメントを資本投入で明確にした形です。The American Developerはこれを「ラスコリーナスの開発ケースに新たなデータポイントを加えた」と評しており、企業移転が続く北テキサスのオフィス市場に対する強気の見方を裏付けています。
ラスコリーナス DFWの国際企業集積地
アービングのラスコリーナス地区はDFW国際空港から車で約10分、2024年以降に複数の大企業が拠点を設けています。キャタピラーのほかにも、Exxon Mobil・Kimberly-Clark・McKesson・Celanese・Flowserveなどのフォーチュン500企業が同地区に集積しており、国際的なビジネス拠点としての地位を固めています。DFWへの企業集積が続く中、ラスコリーナスはプレイノのLegacy Corridor・ダウンタウンのアップタウンと並ぶ北テキサスの主要企業拠点に成長しています。
関連記事:
キャタピラーがアービング本社近くの物件を購入 DFW拠点拡大へDecember 29, 2025
テキサスと強いつながりを持つキャタピラー社、アービングに本社移転!July 05, 2022
参考出典:Caterpillar 公式プレスリリース Dallas Morning News The Real Deal The American Developer
