ダラス・マーベリックス、新アリーナ候補地を正式決定【Valley View Mall】



NBAダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)が、新たな本拠地としてダラス北部の旧Valley View Mall跡地を選択したことが明らかになりました。チームは現在のAmerican Airlines Center(AAC)を離れ、2031-32シーズンまでに新アリーナへ移転する方針です。

今回の決定は、単なるアリーナ建設ではなく、ホテル・商業施設・エンターテインメント施設・公共スペースなどを含む大規模複合開発の中核となるプロジェクトとして注目されています。


マーベリックスが選んだ「Valley View」とは

新アリーナ候補地となったのは、Interstate 635とPreston Roadが交差する旧Valley View Mall跡地です。

この敷地は約104エーカー(約42万平方メートル)に及び、2023年にモール解体が完了した後も大部分が未開発の状態でした。

マーベリックスはこれまで、

  • ダラス市庁舎(Dallas City Hall)周辺

  • Valley View跡地

の2案を中心に検討していましたが、最終的に広大な敷地を確保できるValley View案を選択しました。


なぜダウンタウンではなかったのか

現在マーベリックスはAmerican Airlines Centerを本拠地としています。しかしAACの賃貸契約は2031年7月で終了予定です。チームCEOのRick Welts氏は、2031-32シーズンまでに新アリーナを完成させるためには2026年夏までに建設地を決定する必要があったと説明しています。

一方で、ダラス市庁舎案については、

  • 市庁舎移転の議論が長期化

  • 建物維持費が高額

  • 再開発スケジュールが不透明

といった課題がありました。

市の試算では、市庁舎の修繕費だけでも今後10年間で6億ドル(約930億円)超に達する可能性があると報じられています。そのため、開発スピードや事業規模の面で優位なValley Viewが選ばれたとみられています。


開発規模は「アリーナだけではない」

今回の計画は、新NBAアリーナに加え、マーベリックスの本部や練習施設、ホテル、レストラン、商業施設などを含む大規模複合開発です。約5,000席の劇場施設も検討されており、単なるアリーナ建設ではなく、新たなエンターテインメント地区を創出する再開発プロジェクトとして注目されています。


土地取得額は約5,080万ドル

今回の発表後に公開されたSEC関連資料によると、マーベリックス側はValley View跡地の一部取得に約5,080万ドル(約78億7,400万円)を支払う可能性があることも明らかになりました。

これはアリーナ建設費を含まない土地関連費用であり、今後の建設費やインフラ整備費を加えると、総事業費は数十億ドル規模になる可能性があります。


ダラス市に残ることを優先

今回の発表でマーベリックスは、「最優先事項はダラス市内にチームを残すことだった」と強調しました。一時はラスコリナス地区のあるIrvingやその他郊外地域への移転観測もありましたが、最終的にはダラス市内での再開発を選択しています。チーム価値は現在約51億ドル(約7,905億円)とも評価されており、NBA屈指の資産価値を持つフランチャイズとして、今後の北ダラス開発に大きな影響を与えることが予想されます。


今後のスケジュール

現時点では基本構想が公表された段階ですが、今後は以下の流れが想定されています。

  • 2026〜2027年:設計・許認可取得

  • 2027〜2028年:着工

  • 2030〜2031年:完成

  • 2031-32シーズン:新アリーナ開業

マーベリックスは2031年のAAC契約終了に合わせて移転する方針を示しており、今後数年間にわたり北ダラス最大級の開発プロジェクトとして注目を集めそうです。

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参考出典:Reuters Dallas Business Journal KERA Yahoo Sports D Magazine