H-E-Bが全米No.1スーパーに選ばれた理由【ダラス・テキサス発スーパーマーケット】



テキサス発の地域スーパー「H-E-B」が、全米のスーパーマーケット評価で4年連続1位を獲得しました。特にダラス・フォートワース(DFW)エリアでは、出店攻勢と地域密着の取り組みで、今後ますます存在感が高まりそうです。

全米ランキングで4年連続No.1

テキサス州サンアントニオに本社を置くH-E-Bは、消費者調査会社Dunnhumbyが毎年発表する「小売業者プリファレンス・インデックス(RPI)」で、全米スーパーマーケットのトップに選ばれました。このランキングは、売上などのビジネス指標だけでなく、全米1万1,000人以上の買い物客への調査結果を総合して評価されるのが特徴です。

物価高で光る「節約力」と品質

物価高の影響から「いかに食費を抑えられるか」が小売業の長期的成功要因の41%を占めるまでに重要度が増しています。H-E-Bは、値ごろ感のある価格設定と日常的に使う商品の割引・セールを組み合わせ、「質と品ぞろえ、そして節約」を同時に実現するスーパーとして高く評価されています。

H-E-Bは、単なる安さだけでなく、テキサスらしい商品構成やサービスで地域に密着してきました。H-E-Bのユーザーから「普段買う物でしっかり節約できる」「お店としてトータルで素晴らしい」といったコメントが寄せられ、生活者の“推しスーパー”的な存在になっていることがうかがえます。

全米で台頭する「地域チェーン」の代表格

今回のインデックスでは、H-E-Bに続き、マサチューセッツ州のMarket Basket、ウィスコンシン州のWoodman’sと、トップ3をすべて地域チェーンが占めました。

コストコやウォルマートなどの全国チェーンよりも、地域ごとの嗜好にきめ細かく対応できるローカルスーパーが支持を集めていることが、H-E-Bの躍進からも見てとれます。

「テキサスFEMA」など社会貢献も高評価

今回のランキングでは数値化されていない「印象面」でも、H-E-Bはテキサス住民から厚い信頼を得ています。災害時の迅速な支援活動から「テキサスのFEMA(米連邦緊急事態管理庁)」と呼ばれる救援チームの運用、教育分野を支える「Excellence in Education Awards」、空港の自販機プロモーションなど、地域に寄り添った取り組みがブランド好感度を押し上げています。

ダラス・フォートワースで加速する出店

H-E-Bは現在、ダラス・フォートワース市場への本格進出を進めています。2022年にフリスコでDFW初店舗をオープンして以降、プレイノ、再度のフリスコ、アレン、マッキニー、メリッサ、ロックウォール、プロスパーに加え、フォートワース(アライアンス地区)とマンスフィールドにも店舗を展開し、今後はキャロルトンなどへの出店も予定されています。

DFWエリアの住民にとって、H-E-Bの進出は「選択肢が増える」以上の意味を持ちます。生活防衛が課題となる今、日常的に使う食品や日用品を、品質を落とさずに賢く節約できる場として、H-E-Bは今後ダラス圏でますます欠かせない存在になっていくでしょう。

参考出典:Texas grocer H-E-B bags No. 1 ranking as America's best supermarket

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