テキサスへの企業移転数、2021年と2022年の比較について

「最近テキサスに移住した」あるいは「移住を検討している」経営者をつなぐオースティンのビジネスネットワーク「YTexas」の最新データによると、2022年に同州に移住した企業は少なくとも23社。2021年に移転した過去最高の62社から63%減少したことがわかった。

2021年の企業移転の多さは、コロナパンデミックの影響を受けた異常な現象であり、2022年には、過去のトレンドと同等のレベルに戻ったと述べている。

他州からテキサス州に移転する企業の数は、2022年を通して一貫していた。最大の移転先は、時価総額1,220億ドル(約12兆円)の建設機械メーカー、キャタピラー社で、6月にグローバル本社をイリノイ州ディアフィールドからアービングに移転すると発表した。

テキサス州にとって記録的な年となった2021年には、62社がテキサス州に移転し、そのうち27社がダラス・フォートワース地域へ移転。これらの企業は17の州と3つの国から移転してきた。2020年の初めから110社以上の企業がテキサスに本社を移転し、その多くがダラス・フォートワースにきている。

企業がテキサス州に移転し続ける理由について関係者は「ビジネスフレンドリーな州と見られている」と述べた。今後数年間は、中小規模の企業が多くなると予想されている。さらに、バイオテクノロジーや代替エネルギー産業の継続的な成長も期待されている。

また、テキサス労働者委員会と米国労働統計局のデータによると、新規企業の参入に加え、テキサス州では11ヵ月連続で雇用が成長し続けており、過去7ヵ月間だけで70万人以上の雇用が増加していることがわかっている。

ソース:BusinessJournal