DFWのテック求人、全米3位 AIが後押しするダラスの雇用市場の実力



IT業界団体CompTIAが発表した2026年6月版テック雇用レポートによると、DFWメトロプレックスのテック職求人数は2026年5月に10,840件を記録し、ニューヨーク(19,363件)・ワシントンD.C.(16,799件)に次ぐ全米3位となりました。4月から273件増加しており、成長トレンドが続いています。


DFWのテック市場の現在地

  • テック職求人数:10,840件(全米3位)

  • テック系雇用者数:377,013人(2025年実績、全米2位)

  • テック部門の地域経済への直接貢献:894億ドル(約13兆4,100億円)

  • テック職の賃金中央値:119,634ドル(約1,795万円)、全職種の中央値の137%

  • テキサス州全体のテック求人数:22,415件(全米2位、カリフォルニア州に次ぐ)

CompTIAのSeth Robinson副社長(産業調査担当)は「AIとデジタルトランスフォーメーションの波が、ダラスのようなテック雇用をさらに後押しする都市に集中する可能性が高い」と述べています。


2026年の純増予測は全米2位

CompTIAの「2026年版テック労働市場白書」では、DFWが2026年に11,013人の純増を果たし、テック雇用者数を388,026人に引き上げると予測しています。これは全米でニューヨークに次ぐ2番目の増加数です。テック職全体の成長率は3.3%と予測されており、全米平均の1.34%の2倍以上のペースです。


AI求人は全米5位、広がるAIスキルへの需要

AI・機械学習の専門職求人でDFWは全国シェア4%で全米5位に位置します。1位はニューヨーク(10%)、2位・3位はサンフランシスコ・サンノゼ(各7%)、4位はワシントンD.C.(5%)です。ただし専門的なAI職は求人全体の一部に過ぎず、注目すべきはAIスキルを必要とするすべての職種の求人数で、2025年1月までの1年間にDFW全体で38,828件に上りました。

Robinson副社長は「テック求人は特定の業界に偏らず幅広い産業に広がっており、人口が多く産業が多様なダラスのような市場がその恩恵を受けやすい」と指摘しています。また、大手テック企業がAI転換に伴うリストラを進める一方で、中小企業のテック需要が拡大しており、雇用全体の底上げにつながっているとの分析も示しています。


在住日本人・移住検討者への影響

DFWのテック求人は金融・医療・製造・流通など多業種に分散しており、特定分野に偏らないため雇用が安定しています。テック職賃金の中央値は年間119,634ドル(約1,795万円)と全職種中央値の1.37倍で、テキサス州の所得税ゼロという環境と合わせ、手取り収入の面で他州より優位な条件が整っています。DFW北部(プレイノ・フリスコ・マッキニー)には日系企業も多く、テック系のキャリアと日本語コミュニティを両立しやすい環境といえます。

参考出典:Dallas Innovates CompTIA Tech Jobs Report June 2026 CompTIA State of the Tech Workforce 2026

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