テキサスの人口流入が鈍化 依然「増えてはいる」が、勢いはカロライナ勢へ



テキサスは長年、全米でもっとも人口流入が多い州として知られてきましたが、2025年時点では州外からの国内移住(純流入)ランキングで首位から後退しました。最新データでは、1位がノースカロライナ、成長率トップがサウスカロライナとなり、テキサスは2位に位置しています。

・ノースカロライナ:州外からの純流入 約8万4,000人
・テキサス:純流入 約6万7,300人
・サウスカロライナ:純流入 約6万6,600人

一方、総人口の増加数ではテキサスが約39万1,000人、フロリダが約19万6,000人と、依然として全米トップクラスを維持しています。つまり、成長が止まったわけではなく、パンデミック期の急増が一服したという状況です。


なぜカロライナ勢が伸びているのか

背景には、テキサス・フロリダ側の変化と、カロライナ勢の魅力が対照的に表れています。

テキサス・フロリダ側:
住宅価格や保険料の上昇で「お得感」が低下
大都市圏の生活コスト増
リモートワーク移住ブームの一巡

ノース/サウスカロライナ側:
銀行・テック系の高収入職が増加
中規模都市で混雑が少ない
山・海・湖がそろう自然環境

これにより、「南部=テキサス一強」から、複数州が競うフェーズへ移行しています。


テキサスの人口増を支える要素

現在のテキサスの成長は、流入構造が変化しています。

・国内移住
 2022年ピークの約22万人から、2025年は約6万7,000人まで減少
・国際移住
 外国生まれ人口は増加傾向だが、直近では伸びが鈍化
・自然増
 出生数が死亡数を上回る「自然増」が依然として重要な支え

専門家は、今後国内・国際移住の両方が鈍れば、長期的には全米的な人口減少リスクも指摘しています。

まとめると以下のように言えるでしょう。

・テキサスは依然「増える州」である
・住宅価格や固定資産税の負担感は強まっている
・他州との魅力度競争が本格化している

参考出典:CultureMap The New York Times Texas Real Estate Research Center Texas Standard

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