テキサス高校生が開発!AIがん診断アプリを東京大学で世界発表【Little Elm】



テキサス州リトルエルムの高校生、サッチット・バラムルガン君が、AI(人工知能)を活用したがん診断アプリを開発し、東京大学で開催された国際研究者会議で発表しました。

このAIがん診断アプリは、MRI画像や遺伝子発現データ、最新のディープラーニング技術(CNNや解釈可能AI)を組み合わせ、難治性がん「副腎皮質がん(ACC)」の診断精度を大幅に向上させることに成功しています。

サッチット君がAIがん診断アプリを開発した理由

サッチット君がAIがん診断に取り組んだ背景には、祖父のがん闘病経験がありました。希少がんである副腎皮質がんの早期発見を目指し、AIモデルの開発に挑戦。データ拡張や転移学習を駆使し、診断精度は90%以上という高い成果を記録しています。さらに、AIによる遺伝子データ解析で新たなバイオマーカーも発見し、医療現場での活用が期待されています。

国際舞台での快挙!東京大学での発表

この画期的なAIがん診断アプリは、世界的な若者向けイノベーションコンテスト「RISE Challenge」のファイナリストに選出されました。サッチット君は東京大学で開催された国際研究者会議に招待され、英語で研究成果を発表。世界中の研究者や学生から高い評価を受けました。



若者が切り拓くAI×医療の未来と日本への影響

サッチット君の挑戦は、日本の医療AI分野や若手研究者にも大きな刺激となっています。今後、日本でもAIを活用したがん診断や個人発の医療イノベーションがますます加速していくでしょう。世界中の若者が国境を越えて研究成果を共有し合う時代が到来し、日本の学生や研究者にもグローバルなチャレンジの場が広がっています。

AIがん診断アプリで広がる未来

サッチット君のように、情熱とテクノロジーを武器に世界へ挑戦する若者が増えています。AIと医療の最前線は、年齢や国籍を問わず誰にでも開かれたフィールドです。日本でも、グローバルなコンテストや研究発表の場を活用し、自分のアイデアを世界に発信してみませんか?未来の医療イノベーションは、あなたの一歩から始まります。

リトルエルム(Little Elm)について

サッチット君が住むリトルエルム(Little Elm)は、テキサス州デントン郡に位置するダラス・フォートワース都市圏の郊外都市です。近年、急速な人口増加が続いており、2025年の推計人口は約65,000~66,000人とされています。この成長率は全米でもトップクラスで、2000年の人口が約3,600人だったのに対し、わずか25年で約20倍に拡大しました。

住民の平均年齢は36歳と比較的若く、家族世帯が多いのも特徴です。人種構成はホワイト系が約43~51%、ブラック系が約19%、アジア系が10%前後、ヒスパニック系も20%前後と多様性に富んでいます。2023年時点の世帯年収中央値は約11万6,000ドル、平均世帯年収は約13万ドルと、テキサス州内でも高水準です。

リトルエルムはルイスビル湖に面し、自然と住宅地が調和した美しい街並みが広がっています。公園やスポーツ施設も充実しており、子育て世帯や若い世代に人気のエリアです。

参考リンク
North Texas Teen Creates AI Cancer Detection App, Flies to Tokyo to Present It(Dallas Innovates)

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