テキサス州に新都市「スター・ベース」誕生!イーロン・マスクが描く宇宙都市の未来とは
/2025年、SpaceXの拠点ボカチカが「スター・ベース市」として正式に市制化。イーロン・マスクが構想する未来都市の全貌を、インフラ開発、宇宙開発拠点としての展望、環境影響まで解説。
テキサス州南部のボカチカに位置するSpaceXの打ち上げ拠点が、2025年5月3日の住民投票により「スター・ベース(Starbase)」として正式に市に昇格しました。この投票は212対6という圧倒的多数で可決され、主にSpaceXの従業員とその家族からなる約500人の住民が支持しました。
スター・ベース市の誕生
イーロン・マスク氏は、SpaceXの打ち上げ拠点を中心に新たな都市を築くというビジョンを掲げ、2021年から「スター・ベース」の構想を進めてきました。この構想は、SpaceXの施設と従業員の居住地を含む地域を一体化し、独自の自治体として運営することを目的としています。
都市開発とインフラ整備
スター・ベース市は、SpaceXの主導で急速にインフラ整備が進められています。2025年6月には、2万平方フィート(約1,858平方メートル)のコミュニティセンターの建設が開始され、2026年の完成を目指しています。
宇宙開発の拠点
スター・ベースは、SpaceXの次世代宇宙船「スターシップ」の開発と打ち上げの中心地として位置づけられています。連邦航空局(FAA)は、年間最大25回の打ち上げと50回の着陸を許可しています。
環境と地域社会
拡張に伴う環境への影響や、地域社会との関係性にも懸念があります。ボカチカビーチのアクセス制限や野生生物への影響に対して、地元や環境団体が注目しています。
ソース:FORBES、CHRON、EXPRESSNEWS、HOUSTONCHRONICLE、REUTERS、VANITYFAIR、EXPRESSNEWS2
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