Smalls Sliders、マッキニーに初進出 テキサス州北部での拡大戦略とは?
/Photo by Smalls Sliders
2025年4月21日、アメリカ南部発のチーズバーガースライダー専門店「Smalls Sliders」が、テキサス州マッキニーに新店舗をオープンしました。これは、ダラス・フォートワース(DFW)エリアで初の出店であり、テキサス州内ではウィリス店に続く2店舗目となります。
QSR(クイックサービスレストラン)市場に革命急拡大中
Smalls Slidersのフランチャイズモデルは、単なる地域展開ではありません。創業者ブランダン・ランドリー(Brandon Landry)のビジョンに基づき、10 Point Capitalや元NFLスターのドリュー・ブリーズ氏の出資を受けて、全米のQSR(クイックサービスレストラン)市場に革命を起こすべく急拡大中です。
「Smorange Can」と呼ばれるコンテナ型店舗は、運営効率とスピード感を追求したモデルであり、マッキニーのような郊外成長エリアにこそフィットします。
Photo by Smalls Sliders
なぜマッキニーに出店?
フランチャイズ運営会社Serendipity Provisions LLCの代表、クリス・ローリー氏は次のように語っています。「マッキニーは歴史ある街で、忠実な住民が多く、成長著しい地域です。Smalls Slidersをこの地に展開することは、私たちのチームとコミュニティにとって重要な瞬間です。」また、同社はDFW北部で少なくとも5店舗の展開を計画しており、マッキニー店はその第一歩となります。
独自の店舗設計とメニュー
Smalls Slidersの店舗は、明るいオレンジ色の輸送用コンテナ「Smorange Can」を利用したユニークな設計で、デュアルドライブスルーレーンと屋根付き座席エリアを備えています。メニューは、チーズバーガースライダー、ワッフルフライ、ミルクシェイクなどシンプルながらも品質重視。特製ソース「Smauce」が特徴です。
出店理由の背景
Smalls Slidersがマッキニーを出店地に選んだ背景には、DFW北部の急速な人口増加と中~高所得層の集積による高い購買力がありました。In-N-OutやShake Shackが競うエリアで、同社はコンテナ型店舗とシンプルなメニュー構成により、効率的かつ差別化された運営を実現しています。郊外型の車社会にフィットしたドライブスルー中心の設計も、地域性に合致。マッキニーは今後のフリスコ・アレン方面への展開における戦略的拠点としても位置づけられています。
・DFWエリアの急成長と中~高所得層の集中
・ファストカジュアル業態との競争優位性
・ドライブスルー主導の郊外型店舗モデルとの親和性
・DFW北部の戦略拠点としてのマッキニーの重要性
店舗情報
住所:1681 N. Hardin Blvd., McKinney, TX 75071
営業時間:日~木曜 10:00~22:00、金・土曜 10:00~23:00
公式サイト:https://smallssliders.com
ソース:Dallas Morning News、Dallas Culturemap
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