ミシュラン2025、オースティンで日本食レストランが躍進【AUSTIN】



Photo by TARE

ミシュランガイド・テキサス版2025が発表され、オースティンのレストランシーンにも改めて注目が集まりました。オースティンでは、1つ星を獲得したレストランとして、

・Barley Swine(コンテンポラリー料理)
・Craft Omakase(和食/寿司)
・Hestia(アメリカン)
・InterStellar BBQ(バーベキュー)
・la Barbecue(バーベキュー)
・LeRoy & Lewis Barbecue(バーベキュー)
・Olamaie(アメリカン)

が名を連ねています。

日本食ジャンルに絞ると、オースティンでは「Craft Omakase」が1つ星を維持し、和食・寿司のカテゴリーで注目されています。

また、今回「Kemuri Tatsu-ya」はBib Gourmandに選ばれ、良質な日本食を比較的手頃な価格で楽しめるレストランとして評価されています。

さらに注目すべきは、今回初めてミシュランリスト(Recommended/ミシュラン推奨)に登場したレストラン「TARE」です。先日私も訪問しましたが、テキサスの地元食材や文化を巧みに取り入れた日本食フュージョンのおまかせコースを提供しており、伝統的な握り寿司もしっかりと味わえます。デザートには抹茶を活かした「トレス・デ・レチェ」など、和と洋、さらにテキサスらしい風味が融合された独創的な一皿も印象的でした。



オースティンでは、和食に限らず“日本+テキサス”あるいは“和の技法+現地食材”といったクリエイティブな料理が増えており、今回のミシュランアップデートはその流れの中で、質と多様性を改めて示すものとなりました。特にリロケーション先としてオースティンをお考えの方にとって、「和食も進化中の街」という視点は魅力のひとつと言えそうです。今後もオースティンの食文化の進化とともに、和食ジャンルにおける新たな展開から目を離せません。