DFW、オースティン、ヒューストン経済指標まとめ【2021年12月】

▼ダラス・フォートワース

経済成長は10月も安定。給与及び景気循環指数(地域の経済活動の幅広い指標)が大幅に増加。

労働市場

10月に14,300人の雇用追加があり、2020年2月に比べ0.6%プラスに。民間サービスでの雇用が拡大、建設や製造業等では減少した。給与はパンデミック前の最高値に比べ、テキサス州では1.1%、米国では2.8%下回った。

景気循環指数

雇用の伸びと失業率の低下により、景気循環指数は10月も拡大。ダラスは18か月連続で成長し、年率6.8%上昇を記録した。フォートワースはパンデミック前の最高値を1.0%上回った。


▼オースティン

大幅な給与増加により、労働力及び景気循環指数が増加した。

労働市場

10月までの3か月間で18,455の雇用を追加。金融に続き、製造業、健康・教育サービスの雇用が伸びた。給与は2021年10月時点で2020年2月の水準を3.9%上回っている。

景気循環指数

雇用増加に牽引され、景気循環指数は10月に年率13.1%上昇した。


▼ヒューストン

減速の兆しはあるものの、経済は着実に回復中。雇用、先行指標ともに継続的な成長を見せている。

労働市場

2021年6月から10月にかけ、約56,000人の雇用増加。特に専門職・ビジネス、及びにチャイルドケアを含む教育・健康の雇用が急増した。

景気循環指数

景気循環指指数は、8月から10月までに7.3%増加。住宅販売、石油価格等の指標によって導かれる経済活動の先行指標は、8月から10月までに2.0%成長した。