キャリアは世界を駆けるータイからテキサスへ、挑戦の軌跡【QUICK USA】
/微笑みの国タイで約6年間、日系企業の採用支援に携わってきた吉岡さん。今春、アメリカ・テキサス州ダラスに拠点を移し、QUICK USAで新たな挑戦を始めた。異文化・異市場での経験を通じ、彼は何を感じ、どこへ向かおうとしているのか。そのリアルな声を届けたい。
1. タイで見た、変わる市場と変わらぬ日系企業
「タイでは30年前、日系企業で働くことが一種のステイタスでした。でも今は違います。」吉岡さんはそう語る。人件費や給与水準は年々上昇し、現地企業や中国・韓国系企業が待遇面で日系企業を上回るケースも増えている。しかし、日系企業の中にはその変化を十分に認識できていないところも多いという。「市場の見誤りは採用の難航につながり、結果としてプレゼンスも低下していく。現地の声にもっと耳を傾ける必要があります。」
2. ダラスで感じた、デジャヴのような課題
ダラスは今、全米でも企業進出が相次ぐ成長都市だ。法人税優遇や都市開発の勢いに加え、HQ移転の動きも活発だ。しかし吉岡さんが日系企業と接する中で、ふとタイと重なる感覚を覚えることがあるという。「待遇や人材の価値に対する認識が昔のままでは、現地の優秀な人は採れない。コロナ後は特にその傾向が顕著です。」米国では多様性や成果主義が前提であり、日本式のままでは通用しない場面も少なくない。
3. とりあえず投げてみる 挑戦のすすめ
「キャリアでも仕事でも、まずは『壁あて』のつもりでいいからボールを投げてみることが大事だと思います。」と吉岡さん。完璧を求めすぎて何も行動しないのはもったいない。投げてみれば、予想外のキャッチボールが始まるかもしれないし、新たな景色が見えるかもしれない。実際、採用の現場でも、チャットGPTでは拾いきれない現場の空気感やリアルタイムの情報を対面で得て、最適なソリューションを提案する力が求められている。
4. ボールを蹴る仲間も募集中
仕事以外でも、吉岡さんは新たな挑戦を続けている。「未経験者なんですが、今はJリーグのユースチーム出身の同僚とフットサルを始めました。ボールを蹴ったことのない方も、経験者も、興味があればぜひ声をかけてください!」と笑顔を見せる。
5. 海外キャリアを考える人へ
最後に、海外でのキャリアを考える人へのメッセージを聞くと、吉岡さんは力強く語った。「迷ったら、まずは投げてみてください。挑戦の先にしか見えない景色があります。そして、異なる文化を行き来できる人材は、これからの時代ますます必要とされます。」異国の地での挑戦を、彼は今日も前向きに楽しんでいる。
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