DFW空港、顔認証で入国待ち時間25%削減!最新テクノロジー「EPP」導入
/ダラス・フォートワース国際空港(DFW)では、米国市民の入国手続きをより迅速かつ効率的に行うための新しいテクノロジー「Enhanced Passenger Processing(EPP)」を導入しました。
▼サマートラベルシーズンに向けた新たな取り組み
夏の旅行シーズンを前に、米国税関・国境取締局(CBP)はDFW空港の国際線ターミナルにおいて、新しいセキュリティ技術の運用を開始。このEPPは、非接触かつスピーディーな入国手続きが可能なシステムで、安全性も確保されています。
▼数字で見るEPPの効果
DFW空港は、この最先端技術を導入している全米11の国際空港のひとつです。
約3,200万ドル(約50億円)以上の投資が行われ、国際線到着の効率化が進められました。
すでに米国市民の待ち時間が25%短縮されるという成果も見られています。
2030年までに年間利用者数が700万人に達する見込みで、空港幹部たちは今後の近代化が不可欠だとしています。
▼実際の流れは?
この新しい仕組みでは、乗客がタブレット端末の前に立つだけで手続きが始まります。対象となる米国市民であれば、パスポートを提示する必要はありません。
CBPのマシュー・デイビス局長はこう説明します:「このシステムには2つの要素があります。1つ目はタブレットで、到着時に米国市民の顔写真を撮影します。バイオメトリクス(顔認証)によって本人確認が取れれば、画面に『確認済み、ありがとう』と表示され、そのまま通過できます。」
一方で、顔認証が確認できない場合は「係員にお申し出ください」と表示され、係官が本人確認のための質問を行い、安全性を判断したうえで入国可否を決定します。
このように、DFW空港ではテクノロジーを活用しながら、よりスムーズで安心できる入国体験を提供する取り組みが進んでいます。今後、他の空港への展開も期待されます。
ソース:FOX4
関連記事:
DFW空港 約6200億円投資:アメリカン航空と新ターミナルF合意 May 20, 2025
2024年 世界の空港ランキング発表!ダラス・フォートワース国際空港が急成長でトップ5入り Mar 10, 2025