ウォルマート、全米に先立ちダラスで電気自動車での配達試験を開始

大手スーパーマーケットのウォルマートは、全国展開に先立ちダラス・フォートワース地域で、電気自動車による宅配サービスの試験を開始したとダラス・ビジネスジャーナルが報じた

同社は今年7月、アーカンソー州のCanoo社から、電気配送車(LDV)を4,500台購入する正式契約を交わしたばかり。ダラス地域で始まる今回の取り組みは、実際の顧客向けへの配達を想定し、配達試験と調整が行われる。この配達サービスはInHomeデリバリーと呼ばれ、ウォールマートの有料会員オプションであるWalmart+会員向けに提供されている。

Canoo社のLDVは冷蔵品、食料品、雑貨など幅広い荷物の配送を目的に設計されている。さらに、狭い道路や私有道でも小回りが利く車輪を使用するなど、食料品配達やミールデリバリーに最適だという。

ウォルマート社は2040年までにゼロエミッションを達成するという目標を掲げている。電気配送車での配達は目標達成への取り組みの一つで、2023年に全国展開を予定している。