米アマゾン買収後、ホールフーズ・マーケットの事業拡大

米アマゾンは昨年、大手スーパーマーケットチェーン「ホールフーズ・マーケット(Whole Foods Market)」を買収したが、その後、着実に事業拡大を図っている。

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ーホールフーズ商品、即日配達

商品を最短1時間以内で配達するPrime会員向けサービス「Prime Now」で、ホールフーズの肉や魚介類、地元産の食品、生活用品などの商品を販売。

今のところ地域限定のサービスで、テキサス州のダラスとオースティン、バージニア州のバージニアビーチ、オハイオ州のシンシナティのみで展開中。

ー実店舗で5%割引を開始

アマゾンのPrime会員で、提携Visaカード「Prime Rewards Visa Card」を持っている顧客は、ホールフーズで買い物する際に、5%の割引が受けられる。また、アマゾンは、「Amazon Rewards Visa Card」と呼ぶ、非Prime会員向けクレジットカードも用意している。このカードは、アマゾンでの買い物の際には3%の割引が、提携する商店では1~2%の割引が受けられるというもの。

ーeコマースが充実

「365 Everyday Value」というホールフーズの自然食品のネット販売が実績を上げている。昨年9月からの4カ月間における、生鮮食料品ネット販売事業「AmazonFresh」の米国売上高は、1億3500万ドルに達し、1年前の実績から35%増加した。