猛暑続くダラス、EVの航続距離にも影響 106°Fの暑さで知っておきたい対策



記事ハイライト

  • DFW国際空港では8月19日まで9日連続で100°Fを超え、8月17日には106°F(約41℃)を記録し2026年最高気温に並んだ。北テキサスには8月20日午後8時まで厳重熱波警報(Extreme Heat Warning)が発表されていた

  • 90°Fで約5%、100°Fでは約17〜18%の航続距離低下が確認されている。20°Fの寒冷時に約39%低下しており、気温がEVに与える影響は無視できない

  • 車内冷房・充電タイミング・日陰駐車などの対策で影響を抑えられる。ガソリン車もこの時期はバッテリー点検をお勧め


北テキサスは厳しい猛暑が続いています。DFW国際空港では8月19日まで9日連続で100°Fを超え、8月17日には106°F(約41.1℃)を記録し、2026年の最高気温に並びました。北テキサスには8月20日午後8時まで厳重熱波警報(Extreme Heat Warning)が発表されていました。こうした猛暑は、電気自動車(EV)の航続距離にも影響を及ぼすことが業界データで示されています。


続く猛暑と乾燥

FOX 4の気象チームによると、8月17日から19日にかけて105〜106°Fの高温が続き、その後も高気圧の張り出しにより週末にかけて101°F前後の暑さが継続する見込みです。今夏、DFW国際空港が106°Fを記録したのは7月21日・22日・8月17日の3回。DFW空港での前回の測定可能な降雨は7月15日で、乾燥した空気により火災リスクも高まっています。


暑さがEVの航続距離に与える影響

EVバッテリーレポートを提供するRecurrent社が29,716台の実車データを分析した結果、90°Fでの航続距離低下は約5%にとどまるものの、100°Fでは約17〜18%の航続距離低下が確認されています。米自動車協会(AAA)が2026年に公表した調査でも、95°Fでの走行試験で航続距離が平均8.5%減少・効率が10.4%低下という結果が出ています。エアコンや電池冷却システムの稼働に電力を使うことが主な要因です。

なお、AAAの同じ調査では20°Fの寒冷時に航続距離が平均39%減少しており、この特定の試験条件では低温の方が航続距離への影響が大きいという結果でした。高温は短期的な航続距離だけでなく、長期的なバッテリー劣化にもつながるため、暑さも寒さもそれぞれ注意が必要です。


この時期にできる対策

  • バッテリー残量はメーカー推奨の範囲を守り、極端な低残量・満充電のまま長時間放置しない

  • 可能であれば早朝・夜間など気温の低い時間帯に充電する

  • 日陰・屋内駐車場を活用し、車内・バッテリーの温度上昇を抑える

  • 充電中に車内を事前に冷やす「プレコンディショニング」機能があれば活用する

  • 猛暑時の急速充電(DC充電)は必要以上に多用しない

なお、猛暑の中でも車内の冷房は安全上優先すべきです。走行用電力の消費を抑えたい場合は、冷房そのものを控えるのではなく、充電中のプレコンディショニングを活用するのが安全な方法です。ガソリン車についても、暑さの厳しい地域ではバッテリー寿命が短くなる傾向があるとAAAは指摘しており、使用3年以上のバッテリーは夏前の点検をお勧めします。

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参考出典:Dallas Morning News National Weather Service Recurrent Auto AAANewsroom AAA