ダラスがカナダ不動産大手の北米拠点に選ばれた Equitonの米国進出が意味するもの



カナダ・オンタリオ州バーリントンを本拠地とするプライベート不動産投資・資産運用会社Equitonが、ダウンタウンダラスのトラメルクロウセンターに米国本社を開設しました。運用資産は2026年1月時点で17億ドル(約2,550億円)、52物件以上に及ぶEquitonにとって、ダラスはカナダ国外初の本格拠点となります。


Equitonとはどんな会社か

Equitonは2015年にJason Roque氏がバーリントンで創業したプライベート不動産投資会社です。集合住宅(マルチファミリー)の取得・運営・資産管理を主軸とし、カナダ国内で累計1万2,000人以上の個人投資家を持ちます。旗艦ファンド「アパートメントファンド」は10年間で年率9〜11%の運用リターンを実現し、直近の運用資産残高は17億ドル(約2,550億円)に達します。2026年3月には集合住宅特化の新ファンド、5月にはトロント高級コンドマーケットへの参入も発表しており、拡大路線を加速させています。


なぜダラスを選んだのか

拠点となるトラメルクロウセンターはダウンタウンダラスを代表するクラスAオフィスビルで、大手金融機関が多数入居する金融ハブです。Equitonはこの立地を「全米有数の金融拠点に集まる主要金融機関の近くに位置する」として評価しました。

CEOのRoque氏は「世界最大かつ最もダイナミックな不動産市場の一つである米国への進出は、Equitonにとって自然な次のステップだ。私たちの強みは、市場を精緻に分析し、他社が見落とす機会を特定する能力にある。ターゲットとする地域に大きな可能性を見出している」と述べました。会長兼CFOのHelen Hurlbut氏も「北米にわたる集合住宅不動産での数十年の経験を活かし、米国の規模と多様性を成長機会に変える」とコメントしています。


DFW不動産市場との親和性

DFWは2026年のPwC・ULIレポートで全米不動産「注目市場」2年連続1位に選ばれており、集合住宅への需要が底堅い市場です。フォートワースの人口が全米10位の100万人突破、DFW郊外への転入超過が続く中、カナダ最大手級の不動産投資会社がダラスを足がかりに米国展開を図る動きはDFWの不動産市場の国際的な評価の高さを示しています。

参考出典:Dallas Innovates Newswire

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