大成建設、テキサス・ダラスで賃貸住宅開発に初参画
/現地法人を通じ「Modera the Hill」プロジェクトを推進
日本の大手ゼネコンである大成建設株式会社が、米国現地法人Taisei USAを通じて、テキサス州ダラスで進行中の賃貸住宅開発「Modera the Hill」プロジェクトに参画したことが発表されました。
このプロジェクトは、大成建設にとって、Taisei USAの拠点でもあるテキサス州で初めて手がける賃貸住宅開発案件。米国内で豊富な住宅開発の実績を誇るMill Creek Residential社と共同で推進されており、2025年4月に着工、2027年末の竣工を目指して進行していく予定です。
大成建設は、これまでにもボストンでのオフィスビル取得を皮切りに、ワシントンDC、アトランタ、ロサンゼルスなど、全米の主要都市において不動産投資・開発事業を展開してきました。今回のプロジェクトへの参画により、米国市場でのさらなる事業基盤強化と、グローバルな事業展開の持続的な成長を目指していくとのことです。
【プロジェクト概要】Modera the Hill
「Modera the Hill」は、近年急速に人口が増加しているダラス市内に位置する賃貸集合住宅プロジェクトです。市の中心部から車で約20分、北部の成長都市プレイノから約30分、ダラス・フォートワース国際空港からも約40分という好立地にあり、利便性の高さが魅力の一つです。
さらに、地元住民に人気の商業モール「The Hill Shopping Center」に隣接しており、エリア全体の活性化にも寄与することが期待されています。
計画されている建物は、地上8階建て・総戸数387戸。屋上プール、VRラウンジ、ゲームルーム、フィットネススタジオなど、充実した共用施設を備え、多様なライフスタイルに対応できる住環境を提供します。
テキサス州ダラスは、今後も企業進出や人口流入が続くと見られる注目のエリア。そんな中、大成建設の取り組みは、今後の米国住宅市場における動向を示す一つの指標となりそうです。
ソース:大成建設
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