物価上昇が止まらない – テキサスではガソリン価格が急上昇

米国で物価上昇が続いており、2021年10月のインフレ上昇率は過去30年間で一番を記録したとウォール・ストリート・ジャーナルが報じた

特にインフレの影響が大きいのはアイオワ州やカンザス州、ミネソタ州などを含む中西部。中西部の消費者価格は2021年10月に前年比7.3%上昇した。

インフレの原因の一つが燃料価格の上昇だ。特にヒューストンやダラスの燃料価格上昇率が大きく、2021年10月には前年比60%上昇した。全米では平均50%の上昇がみられたが、サンフランシスコやシアトルなど西海岸の都市の上昇率は低かった。

もう一つの原因として、食料価格の高騰が挙げられる。COVID-19により自宅で料理をする人が増え食料品の需要が急増。全体として2021年10月の食糧価格は、前年に比べ5%以上上昇した。特に肉や魚、卵の価格が急騰している。

外食費も高騰しており、2021年10月には5.3%上昇。レストラン労働者の賃金上昇が主な原因のようだ。

全米のスーパーマーケットの在庫率は例年より4%から11%低く、食料品や家庭用品の品薄も問題となり始めている。