リモートワーク、最適と最悪の街は?〜今、米国若者ミレニアムはどう思う?

テキサス州ダラスでは、2020年3月中旬から多くの企業が「リモートワーク(在宅勤務)」を継続している。米国全体でもリモートワークは拡大していることをJETROが発表した。

その中、WhistleOut調査レポートは、米国のミレ二アル世代を対象に、リモートワークが最適と最悪の街をランキングしたレポートを公開した。

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同調査レポートは、米国で最も人口の多い都市トップ100の都市を審査対象とし、以下の項目で順位付けを行った。

・現在、自宅で働く人口の確率(40%)

・平均月収およびワンベッドルーム平均アパート賃料(30%)

・インターネットの平均ダウンロード速度(20%)

・100,000人毎に対するコーヒー店舗数(10%)

なお、米国の社会人の大多数がミレ二アル世代になるため、今回のレポートは全体的に大きい指標になる可能性が高い。

▼リモートワークに最適な街

1.Scottsdale, AZ

2.Kansas City, MO

3.Raleigh, NC

4.Austin, TX

5.Plano, TX

6.Denver, CO

7.Portland, OR

8.Charlotte, NC

9.Chandler, AZ

10.Seattle, WA

その結果、北テキサスのプレイノ市が5位にランクイン。それ以外のテキサス都市ではオースティンが4位に。また、1位はアリゾナ州のスコッツデール。ミレニアル世代に好まれた理由として、平均年収が$51,000ドルあたりの人たちが手頃な価格で入手できる住宅があることや、インターネットのダウンロード速度が平均で117Mbpsを提供していることなど取り上げられた。

▼リモートワークに最悪な街

1.Santa Ana, CA

2.Memphis, TN

3.Riverside, CA

4.New York, NY

5.Toledo, OH

6.Laredo, TX

7.San Benardino, CA

8.Stockton, CA

9.San Jose, CA

10.Orlando, FL

最悪の街ランキングにはテキサス州のラレドが6位にランクイン。なお、カリフォルニア州の都市がトップ10のうち5箇所を占めていることも目立つ。ミレニアル世代に好まれなかった大きな理由として、住宅価格が高いことや、平均収入が低いことなどが挙げられた。生活コストが高い都市は、ランキングの下位になりやすい状況になっていた。