テキサスとフロリダの学校がマスク着用を義務化【知事の命令に違反】

テキサス州とフロリダ州は、共和党の知事による学校でのマスク着用義務化禁止令に背き、生徒や教師にマスク着用を義務付ける学区が相次いでいることをReutersが報じた

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両州など保守層が多い地域では、新型コロナウイルスワクチン接種率が低く、コロナ感染者が急増している。

2021年8月9日、テキサス州のダラス学校区は、アボット州知事の禁止令に反し、マスク着用義務化の方針を示した。( DFW地域の他学校区では、マスク着用強制しない学校区もあり)

テキサスとフロリダ以外にもルイジアナ、アーカンソーなどの州ではワクチンやマスク着用の義務化に多くの州民が反発しており、足元で感染者が急増している。学校関係者はマスク着用を義務化することで、ワクチンを接種できない12歳以下をはじめとする生徒を守りたい考えだ。

なお、オースティンとサンアントニオの学校ではマスク着用が義務化される方向で進んでいる。

8月10日、フロリダ州のブロワード郡教育委員会は、デサンティス州知事の命令に反し、マスク義務化を決定。バイデン・民主党政権は、デサンティス知事が命令に背いた学区に学校職員の給与支払い停止などの報復措置を講じた場合は、補償する方向で検討していると表明。知事はこれまでに、禁止令に背いた学区の職員は給与支払いを停止する考えを示している。

同日、ホワイトハウスのサキ報道官は「コミュニティーの人々を守る措置を講じている教師や学校経営者を擁護し、支援するための選択肢を引き続き検討している」と述べた。

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