ダラス〜ヒューストン間の新幹線建設に道が開けた可能性あり【テキサス州最高裁判所の公判拒否により】

ダラス〜ヒューストン間の新幹線プロジェクト支持者らと土地所有者らの間で5年に渡り続いてきた闘争に終止符を打つことになるかもしれない、とダラス・モーニング・ニュースが報じた

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Leon郡の地方裁判所は、2019年に民間の開発会社であるTexas Central社は、鉄道会社ではないので、新幹線のルート開拓のために土地収容を行うことはできないとの判決を下した。以来、Texas Central社は、テキサス州の裁判システムに沿って戦ってきたが、6月18日、テキサス州最高裁判所は、Texas Central社の立場に反対する公判を拒否した。これにより、新幹線のルート開拓への道が切り開けたかもしれない。

Texas Central社は、ダラス〜ヒューストン間を90分で結ぶ高速鉄道の開発を試みており、240マイルを日本の東海道新幹線システムを利用して開拓する予定。

テキサス中部の土地所有者2人が、自らの土地を同プロジェクトにより失う可能性があると知り、訴訟を起こした。昨年、第13控訴裁判所が、同社を鉄道会社であると認識し、土地所有権を持っていると認め、Leon郡の地方裁判所の判決を覆したため、地主らは同州最高裁判所に控訴していた。

Texas Central社は、今月初めにイタリアの建設会社Webuildと160億ドルの契約に署名しており、建設には5〜6年かかると説明している。このプロジェクトにより、17,000の雇用創出を見込んでおり、経済効果は360億ドルだという。

しかし、プロジェクト反対者らは、政治家も巻き込んで法的措置に沿ってまだ戦いを続ける予定でプロジェクト施行にはまだ障害がありそうだ。