アメリカン航空、新たに75億ドルの債務

アメリカン航空は、1年に渡るパンデミックの影響による資金燃焼率を下げようと試行錯誤している中、AAdvantageプログラムなどからさらに75億ドルの債務を生み出している、とダラス・モーニング・ニュースが報じた

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フォートワースに拠点を置く同社は、3月8日、2026年と2029年が支払期限の50億ドルの担保付き約束手形が提供されると発表。さらに、25億ドルの融資枠を獲得しており、旅行業界の混乱を乗り切るために、パンデミックの影響を緩和する資金に追加される。

同社はまた、3月9日に下院で投票されるはずの3回目の経済刺激策を通してさらに31億ドルの資金を給与援助に引き込むと予想している。これにより、少なくとも9月までは一時解雇や給与削減の措置を取らずにやっていけるという。

同社はパンデミックの影響で一日あたり約3千万ドルを損失しており、1日800万ドルの現金損失は債務、元本、および現金支払いの退職金に費やされているという。

今後1年、債務返済の期限はなく、今回の債務の支払いは少なくとも5年先であることから、同社は債務返済の心配をせず、今のパンデミックを乗り切ることに注力している。