テキサス新幹線、建設が大きく前進【2つのマイルストーン到達】

2020年9月21日、米運輸省連邦鉄道局(FRA)は、米国民間事業主体テキサス・セントラルが手がけるテキサス州高速鉄道プロジェクトに適用される最終安全規則「Rule of Applicability、RPA」と環境影響評価の完了を示す決定評価「Record of Decision、ROD」案を発表したことをJETROが報じた

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この二つのマイルストーンは、重要な規制プロセスであり、米国初の高速鉄道発進の準備が整う大きな成果だ。

RPAは、テキサス・セントラルに対し、高速鉄道システムの信号管理や線路、車両、メンテナンスなど、高速鉄道システムの安全要件を示すもの。米国内の従来型の鉄道よりも大幅に厳格な事故回避措置を前提につくられているという。また、RODにより、国家環境政策法(NEPA)の下で2014年に始まった環境影響評価が完了し、経路としてヒューストン~ダラス間が正式に認められる。RPA、RODとも、正式には近日中に官報に掲載される。

FRAの公表を受け、テキサス・セントラルのカルロス・アギラ最高経営責任者(CEO)、さらに経路に当たるヒューストン市のシルベスター・ターナー市長、ダラス市のエリック・ジョンソン市長が事業の前進を歓迎した。テキサス・セントラルは2021年前半の着工を目指している。

さらに詳しい情報については、JETRO記事またはテキサス・セントラルの公式発表資料をご確認ください。

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