テキサス新幹線、実現に向けて大きな課題をクリア【最終環境影響表明書の発行】

米国初となるテキサス州ダラスとヒューストン間を90分で繋げる日本の新幹線は、実現に向けて大きな課題をクリアしたことをDallas Business Journalが報じた

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2020年5月29日、アメリカ連邦鉄道局(FRA: The Federal Railroad Administration)は、最終版の環境影響表明書(EIS: Environmental Impact Statement)を発行した。

最終版EISは、新幹線が走ることで、近隣エリアにどういったプラスとマイナスの影響があるかを全面的に調査した資料だ。建設開始を許可する資料ではなく、どのように実現するかを細かく明記した資料。

テキサス新幹線に関する基本知識、希望する走行ルート、ダラスとヒューストン間で増加する渋滞にどのような影響を与えるかなど、数千ページにおよぶ情報が記載されている。

テキサス新幹線プロジェクトを担当するテキサス・セントラル(Texas Central)は、過去数年間、EISの発行を大きな目標としてきたため、今回実現したことは大きな課題クリアとなった。同社CEOのAguilar氏によると、「今後はFRA基準の元、建設と運用に向けての新たなステップに進む」と述べた。

<最終版、環境影響表明書(EIS: Environmental Impact Statement)>

<2020年5月29日、FRAが公開したテキサス新幹線の資料>

テキサス新幹線のチケット代や、日本と異なる仕様などをまとめた情報はこちら


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