米アマゾン、北米第2本社【テキサスが選ばれない理由とは?】

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米アマゾンが北米第2本社を建設する計画を発表し、各地域で誘致競争が始まっている。

テキサス州ダラス周辺の都市も建設地に立候補しており、有力な場所だと予想されているが、ある州法によってテキサスすべての都市が立候補地から除外される懸念もある。

その州法とはテキサスの「Bathroom Bill」というもの。

~Bathroom Billとは?

同州法は、トランスジェンダー(性転換手術を受けた人)がトイレを使用する際、生まれたときの性別でトイレを使用することを義務付ける。例えば、男性が性転換手術で女性になった場合、生まれたときは男性のため、男性トイレを使用しなければいけない。

アマゾンは第2本社の建設場所には「差別要素」が少ない場所を選出したいと発表している。同社にとって今回のBathroom Billは、トランスジェンダーに対しての「差別」と受け取られる。

現時点でBathroom Billは成立していない。2017年春に申請したが、認定されなかった。しかし、今後再申請する可能性も高い。その意向を読み取ったアマゾンが立候補地のテキサス州をどのような天秤にかけるのか気になるところだ。

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