長谷工コーポレーションがダラス拠点のTRGに30%出資 米国賃貸住宅開発へ本格参入



長谷工コーポレーションは、米テキサス州ダラスを拠点とするTrinsic Residential Group(TRG)傘下の新設持株会社TRG Holdings, LLCの持分30%を取得しました。この出資は2026年4月15日付で実行され、長谷工が米国で進めてきた賃貸集合住宅への投資から、開発・建設を主導する事業会社への参画へ踏み込む戦略的な一手と位置づけられています。


TRGはサンベルト6州で展開

TRGは、人口と雇用が増加するサンベルト地域を中心に、6州で賃貸集合住宅の開発を手がけるデベロッパーです。土地取得から許認可、資金調達、建設、資産運用、売却までを一貫して担う体制を持ち、長谷工の設計・施工・品質管理のノウハウとの相乗効果が期待されます。


長谷工の米国戦略が変わる

長谷工は2019年以降、主に米国賃貸住宅へのエクイティ投資を通じて市場理解と現地ネットワークを広げてきました。今回の持分取得により、投資家としての立場から事業会社への参画へと軸足を移し、資金効率の向上と収益基盤の安定化を目指します。


ダラス市場の意味

TRGの本拠地であるダラスは、人口流入と雇用増が続く北テキサスの中心で、賃貸住宅需要が厚い市場です。企業進出や住宅開発も相次いでおり、長谷工にとって本格展開に適した成長市場といえます。


これからの動きと暮らしへの影響

今後は、長谷工の設計・施工力とTRGの開発・運営力をどう組み合わせるかが注目されます。ダラス都市圏では、こうした日米連携の住宅開発が進むことで、質の高い賃貸住宅の供給拡大や、人口増を支える住環境整備につながる可能性があります。

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参考出典:長谷工コーポレーション 日本経済新聞 estie