UberEats、自律型配達ロボット導入【2000台】


Uberの子会社である「Serve Robotics」は、自律型の歩道配送ロボットを開発している企業ですが、Uber Eatsとのパートナーシップを拡大することになりました。

Photo by Serve Robotics

NvidiaがバックアップするServeは、ロボットを最大2,000台、Uberのプラットフォームを通じて米国の複数の市場に展開する予定です。

パートナーシップは2026年初めまで続く予定です。

今回の発表は、Serveが自律型配送用のロボットを大量に商業化するという目標を実現するだけでなく、Uberが自律技術への取り組みをさらに進めていることを示しています。最近、UberはWaymoの自律車両が、今年後半からフェニックスでUberのプラットフォーム上での乗車や配達に利用可能になることを発表しました。また、UberはMotionalと協力し、同社の自動運転ヒュンダイIONIQ 5を利用してサンタモニカでの食品配達に取り組んでいます。これらの動きは、Uberが自律技術への取り組みをますます強めていることを示しています。

ServeとUberのパートナーシップは、1年前にウェスト・ハリウッドで始まりました。それ以来、ServeによるUberとのロボット配達は、月々30%以上の成長を遂げ、現在ではウェスト・ハリウッド、ハリウッド、フェアファックスの200以上のレストランが参加しています。

なお、Serveは自社の歩道用ロボットをレベル4の自律性を持つと表現しています。レベル4は自動車技術者協会(SAE)による指定であり、これは車両が一定の条件下で人間の介入なしで運転の全ての側面を処理できることを意味します。

ServeはUberとのパートナーシップの次の市場については明言していませんが、同社はダラス、サンノゼ、バンクーバーを見据えています。今後ダラスでUber Eatsを使用する際にこの新型ロボットを目撃することができるかもしれません。

ソース:TechCrunch

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