ダラスのIT関連職の給与は上昇を続ける
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サイバーセキュリティ会社ZestonのCEOであるStamm氏によると、今年初めにミネソタ州で勤務する人材を探していたが、その候補者の確保をめぐってダラスで3社と戦っていたという。その人材を確保すべく、Stamm氏はストックオプションをオファー。さらに、その人材がまだミネソタに引っ越したくないというのを受けて、リモートワークを許可した。
これは、ハイテク関連職の需要を示す良い例で、サイバーセキュリティの分野では10〜15％の給与上昇が見られるという。パンデミック後はリモートワークのオプションができ、多くのダラスの人材にとって地元に限らず他州の企業の求人にも可能性が広がっている。
テク関連の人材サービスを提供しているRobert Half社によると、ダラスにおけるテク関連の職種は去年比５％の給与上昇が見られるという。CompTIAのCyberstates 2021のレポートによると、ダラスにおける雇用全体の１０％はテク関連の職種だ。
ダラス地域での2020年のテク関連の平均給与は＄97,801で、2.9％増、全国で15位。シリコンバレーはダントツ1位で、＄126,801。給与の上昇率をみると、ダラスはトップ２５の真ん中あたりに位置付け、オースティンとヒューストンはトップ１０に入っている。ダラスの平均給与は全国平均より11％高い。
リモートワークのオプションが広がるにつれ、多くの企業がデジタルサービスの重要性を感じている。これはテク関連の職種への需要が高まっている要素の一つだ。さらにダラス市場でのテク関連の需要が増加している要素としては、ダラスには航空業界を含むさまざまなビジネス業界が存在していることがある。また、多くのテク関連企業が北テキサスへ移転していることも挙げられる。
ダラス地域での今年1月～3月の求人の27％が在宅勤務の求人だった。これは前年比24％増だ。リモートワークの可能性は、全米での求人を考慮できるというオプションに繋がっている。ダラス地域の企業も全米を対象に人材を探すことが必要なのかもしれない。
