【AUSTIN NEWS】米オラクル、オーステインに本社移転

民間法人や公的機関を対象とするビジネスに特化したソフトウェア会社「Oracle(オラクル)」が、カリフォルニア州レッドウッドシティに置く本社をテキサス州オースティンに移転することを公表したとDallas Morning Newsが報じた

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新本社がオースティンに移ると共に、勤務地のルールを見直し、多くの従業員は役割に応じてオフィスの場所を選べるようになり、常に在宅勤務を続けることも可能になる。

同社はオースティンに大規模な拠点を確保済みで、積極的に新本社で採用を進める考えだとみられる。

また、本社移転後もレッドウッドシティーなど米国内の主要拠点については維持する予定だ。

新型コロナウイルス感染拡大で遠隔業務へのシフトが広がり、カリフォルニア州での運用コストの高さや高額な税を考慮し、企業がシリコンバレーを離れる動きが相次いでいる。テキサス州は個人所得税を課していないことで知られ、家賃も割安なことから、新型コロナをきっかけに、州外からIT人材の流入が続いている。

2020年12月上旬、サーバー等の企業向けハードウェアの製造・開発およびサービスを行う「Hewlet Packard Enterprise (ヒューレット・パッカード・エンタープライズ)」もコスト削減を理由にカリフォルニア州の本社をテキサス州ヒューストンに移転することを発表しており、大手企業の本社移転が相次いでいる。