テキサス新幹線、安全基準の制定手続きが完了

2020年11月3日、米連邦政府の官報は、米国民間事業主体テキサス・セントラルが手がけるテキサス州高速鉄道プロジェクトに適用される新たな安全基準の制定手続きが完了したことを伝えた。

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新幹線鉄道が自動車と接触しないことを想定したときの安全基準が米国で存在しないため、新たな安全基準策定が必要となっていた。今回、新幹線車両の走行のための新たな安全基準と、建設に向けた環境影響評価が完了したことを記載した文書が米連邦政府の官報に掲載された。

米連邦政府に新幹線方式による鉄道運行が認められた形で、事業が建設に向けて前進する。

テキサス・セントラルは2021年前半には着工開始、2026年に営業開始を目標とする。しかし、実現するまでにはまだ2兆円とされる事業費の調達や、用地確保が課題として残っている。