米国、小売業界の崩壊 〜大手有名店が次々と閉店

米国の小売業が数十年みられなかった姿勢で閉店していることがビジネスインサイダーによって明かされた。

以下の画像は2017年前半に閉店する小売業者名とその店舗数。

上記グラフをみてわかるように、米国内では数ヶ月間のうちに大手デパートのほか、モール内に出店している有名アパレルブランドの店舗が約3,500店以上閉店する見込みだ。多くの小売業者は損失をできる限り減らすため、収益の可能性が低い場面から完全に撤退している動きだ。実店舗は閉店し、カロリーとリスクが低いオンラインショップに移行する企業も多い。

元々こういった実店舗の売上が低下した理由には、消費者が何にお金を使うか近年に変化が起きていることが理由だと専門家に分析されている。例えば、消費者は出費を洋服やアクセサリーではなく、レストランでの食事や旅行、新しいテクノロジーを搭載した高額なガジェットなどに費やすことが増えているという。この連鎖で店舗がなくなり続けた場合、モールなどの商業施設も閉鎖に追いこまれる可能性が高くなる。個人的な意見だが、この流れと平行線上にはネットショッピングが当たり前になってきていることで洋服等の買い物をネット上で済ませる人の増加も大きく影響していると感じる。

参考:Business Insider