コロナワクチンの新たな勧告、アボット知事は接種義務付け禁止の姿勢

CDCは10月、COVID-19ワクチンを「小児予防接種ワクチンリスト」に追加した。

アボット知事はこの勧告の発表後も、学校が生徒にCOVID-19ワクチンの接種を義務付けることを禁止すると主張している。

CDC(米疾病予防管理センター)が定める「小児予防接種ワクチン推奨リスト」は、学校や保健当局が生徒の予防接種要件を決める際によく使用される。COVID-19ワクチンの追加に対しアボット知事は「COVID-19ワクチンは任意のものであり、親は子供のワクチン接種を拒否する権利がある。いかなる理由であれ、テキサス州の学校は生徒にワクチン接種を義務付けてはならない。」と述べた。

アボット知事は2021年にテキサス州の政府機関によるワクチンの義務付けを禁止。親に子供のCOVID-19ワクチン接種を拒否する権利を与えた。さらに同年、民間企業を含む全団体の従業員や顧客へのワクチン接種義務付けを禁止する法令も出している。

今年8月の世論調査によると、50%近くの親が自分の子どもにCOVID-19ワクチンを接種することを望んでいるという。州のデータによると、10月25日時点で生後6カ月から15歳までの約260万人が、少なくとも1回のCOVID-19ワクチンの接種を接種済みだ。

ソース:The Dallas Morning News