住宅価格と物価指数の上昇がようやく緩和【連邦準備銀行レポート8月版 - 2】

8月25日掲載記事では、テキサスの経済成長、減速の兆し【連邦準備銀行レポート8月版 - 1】雇用・失業率 テキサス州6月の雇用成長率は年率7.3%と5月記録を上回り好調。政府部門を除くすべての業種で、全米の雇用率を上回る結果となった事を記載いたしました。今回は住宅及び物価指数についてのレポートです。

ダラス連邦準備銀行の最新の報告によると、住宅市場は減速の兆しを見せている。また、テキサス州の7月の物価上昇率も緩和され、ガソリン価格、やっと値下がり傾向に【2022年8月8日時点】August 16, 2022。インフレにブレーキがかかったようだ。

▼住宅価格

テキサス都市部の6月の住宅供給数は、昨年同時期と比較し増加。特にオースティンでは、他の都市に比べ、売りに出された住宅数が急増。逆に販売件数は、他の地域に比べ減少した。住宅価格の上昇は州全体で鈍化傾向にある。6月の住宅中央値は、各都市頭打ちかわずかに下落した。

家賃上昇も、テキサス都市部で減速を見せた。テキサス首都圏内で過去1年間、一番家賃の上昇率が高かったオースティンは、最も顕著な下落を見せている。住宅用不動産融資は、今後数か月はローン需要が弱まると予想されている。

▼消費者物価指数(CPI)

テキサス州全体の物価上昇率は、7月に落ち着きを見せた。ヒューストンのみ、6月の消費者物価指数が年率10.2%と、全米の9.1%を上回る結果に。