食料品小売業 トップに立つのはAmazon?Costco?H-E-B?

テキサス州サンアントニオに本社を置くスーパーマーケット「H-E-B」が、米国の食料品小売業者の選好指数で1位を獲得した。過去2年間1位だった大手Amazonより高い順位に輝いた。

第6回目となった米国食料品市場に対するDunnhumbyの最新レポート「Retailer Preference Index(RPI)」は、日常的な食品と日用品を販売する小売業者63社の業績と顧客の認識を調査した。

その結果、顧客が最も親近感や愛着が湧くお店としてH-E-Bが72%を記録して1位に。2位のCostcoは67%、3位のAmazonは64%だった。H-E-Bの品質と価格、プロモーションなどが決め手となった。



H-E-Bはテキサスとメキシコに合計430以上の店舗を運営しており、年間売上高は380億ドル(約3.8兆円)となる。2022年にはダラスで最初の店舗をフリスコにオープン。ホーム&アクセサリーコーナー、ドライブスルー型バーベキューレストランなど、土地柄にローカライズされたサービスが注目された。その後もプレイノ店を開業し、同地域周辺には今後も新店舗をオープンする計画が続々と発表されている。さらに、2024年7月にはフリスコ2号店オープンの計画も発表している。

また、デジタル部門においてはAmazonが依然として1位。オペレーション部門では、WinCoがトップに。スピードと利便性部門では、Fareway、Publix、ALDIがリードした。

ソース:Business JournalMorningNews