ダラスは引越し先の多い都市として米国2位にランクイン

ダラスでは、市内および周辺地域への人口流動が変化しています。オンライン融資マーケットプレイスのLendingTreeによる最新の人口分析では、ダラスは引越し先として第2位の都市圏とされています。

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この研究は、2021年のアメリカ国勢調査局の調査データを使用して、2019年以降に現在の住まいに引っ越してきた人の情報の統計をまとめました。これは、ダラス内での引っ越しだけでなく、ダラスへの引っ越しも反映しており、新しい住民だけがカウントされているわけではありません。

この研究の対象となるダラスの現在の住宅に住む住人のうち、約35%が調査の対象期間内に引っ越してきたとされています。このうち、家主は約19%で、賃貸人の場合は約59%です。

この研究によれば、ダラスの中央値の住宅価格の3年間の増加率は16.15%であり、このことから、市は成長のトップ住宅市場の1つであると報告されています。

しかし、長期の平均を見ていない他の報告によれば、市場は最近安定しているように見えます。2023年8月、Zillowはダラス・フォートワース・アーリントン地域の住宅価格が前年比1.4%下落し、30万9,340ドルになったと報告しました。

賃料の増加はそれほど変動はありませんでしたが、データによれば、3年間の中央値の総賃料増加率は8.49%でした。

ダラスは、2019年から2021年の間に引っ越しをした所有者と借り手のほぼ39%がいたオースティンに続いて2位にランクされました。ヒューストンもテキサスで唯一、同じ時間枠内で引っ越しをした所有者と借り手がほぼ34%いて、トップ10にランクインしました。

2019年以降に引っ越した所有者および借り手の割合が最も高い米国の都市エリアは次のとおりです:

No. 1 – Austin, Texas (38.82 percent)
No. 2 – Dallas, Texas (34.91 percent)
No. 3 – Las Vegas, Nevada (34.81 percent)
No. 4 – Denver, Colorado (34.71 percent)
No. 5 – Orlando, Florida (34.55 percent)
No. 6 – Phoenix, Arizona (34.03 percent)
No. 7 – Houston, Texas (33.50 percent)
No. 8 – Jacksonville, Florida (33.27 percent)
No. 9 – Nashville, Tennessee (33.14 percent)
No. 10 – Salt Lake City, Utah (32.94 percent)

ソース:CULTUREMAP

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