テキサス各都市の強制退去数、COVID-19パンデミック前の水準を超える

2022年3月、テキサスの各都市で強制退去申請数がCOVID-19パンデミック前を上回った。立ち退き禁止令解除や賃料支援金の枯渇などにより、賃貸人にとって苦しい状況だ。

強制退去申請について調査するEviction labによると、2022年3月の強制退去申請数は、COVID-19パンデミック発生以降最高を記録。ヒューストン、ダラス、フォートワースの立ち退き申請数の合計は、2022年最初の三か月のみで合計3万7000件以上に及んだ。

【ダラス】

【ヒューストン】

【オースティン】

原因として、政府や各自治体による立ち退き禁止措置が期限切れとなったこと、また連邦政府の家賃補助の資金が枯渇したことが挙げられる。賃料支援金を何か月も待っている家主も多く、家主にも選択の余地がない状況だ。さらに追い打ちをかけるように、テキサス州各地で物価や、賃料も急上昇している。低所得者用の共営住宅も不足しており、多くの賃貸人が行き場を失っている。

住宅都市開発省(HUD)は3月、テキサス州でホームレス状態にある人々を支援するため、約1億2600万ドル(約171億円)を住宅プロジェクトに割り当てた。強制退去申請数は4月から下降傾向にあるものの、引き続く物価上昇などでますます人々の暮らしは苦しくなることが予想される。

強制退去申請数の詳細なレポートは、Eviction Labウェブサイトからご確認いただけます。

ソース:Spectrum News 1The Texas tribune