オフィスが住宅ユニットへ！ダラスで生まれ変わるとある計画とは
/複数のダラスのオフィスビルの所有者が、建物の半分を住宅ユニットに変換する計画を公表しました。
Photo by Omar Flores on Unsplash
1600 Viceroy Dr.にある8階建てのオフィスタワーは、初めの4階を多世帯住宅用スペースに変換する予定です。3段階にわたるこのプロジェクトの第1フェーズでは、80の住宅ユニットが設けられ、タワーの上層部分は引き続きオフィススペースとして利用される予定です。建設は今秋に始まり、変換作業は2024年末までに完了する計画となっています。
プロジェクトディレクターであるAsha Bhakta氏は、ダラス・ビジネス・ジャーナルに対し、「1600 Viceroyビルは、急速に成長している医療地区に位置しており、今後さらなる拡大が期待されています。特にCovid-19以降、我々は労働力の変化やDFWメトロプレックス内で拡大するコミュニティのニーズに迅速に対応する必要があったと感じています。この特徴的なビルは、町の新しいエリアで先駆者となる新しい機会を住民に提供することになるでしょう。」と述べています。
また、ダラスを拠点とするWoods Capitalは最近、Santander Towerに新たに228ユニットのアパートを建設し、この不動産投資会社は50階建てのタワーの11階を多世帯住宅スペースに変換しました。さらに、Planoを拠点とするWolfe Investmentsは今年初めに、18階建てのオフィスタワーを238ユニットの多世帯住宅プロパティに変換する計画を発表。新しい住宅高層ビルの建設は14〜16ヶ月を要すると予想されています。
このような動きは、オフィススペースと住宅スペースの境界を曖昧にする大きなトレンドの一部であり、市の人口増加と地域の発展に伴う住宅需要の増加に対応しています。特に、拡大している医療地区では、高品質の住宅ユニットへの需要が増加しています。
これらのプロジェクトは、ダラス-フォートワース地域における不動産と住宅の動向を示しており、市の発展とともに住宅需要が増加していることを強調しています。オフィススペースを住宅ユニットに変換するこれらの動きは、地域の持続可能な成長と、新しい住民や既存のコミュニティのニーズを満たすための新しい戦略を反映しています。
Source: Dallas Business Journal
関連記事：
パンデミック影響：北テキサスのオフィス空室率上昇とアパート転換トレンドの加速 Aug 06, 2023
コロナ収束、コワーキングスペースの需要が増加する？ Jun 29, 2022
