住友林業がダラスで賃貸用集合住宅を開発


住友林業とJR西日本不動産開発はテキサス州ダラス近郊で5階建て賃貸用集合住宅を開発することを発表しました。

木造と鉄筋コンクリート造の混構造の建物で、2023年12月着工、2026 年 9 月竣工の予定です。交通・生活の利便性に優れ、人口増加が著しい 雇用集積地の住宅需要を取り込みます。

本開発は米大手デベロッパーFairfield Residential Holdings LLCとの初の協業案件です。

Photo by 住友林業

 

物件・立地の概要

ダラス近郊北西部の都市ファーマーズ・ブランチでの敷地に総戸数365戸、延床面積約2.86万㎡の5階 建て賃貸用集合住宅と駐車場棟を開発します。居住部は木造ツーバイフォー工法で木材の炭素固定による環境配慮と 経済性を両立。

ダラス中心部までは Dallas North Tollway で約30 分、ダラス・フォートワース国際空港までは Highway 635 で約20 分と交通利便性に優れています。近隣には 200店舗以上が入る大型商業複合施設Galleria Dallasがあり、生活利便性も高い地域です。車で30 分以内の範囲の雇用者数は約210 万人と雇用環境も安定。近年ダラス都市圏は良好なビジネス・居住環境を背景に企業のオフィス移転先としての人気が高く、今後も人口や雇用の増加が見込まれています。

住友林業グループは森林経営から木材建材の製造・流通、戸建住宅・中大規模木造建築の請負や不動産開発、木質 バイオマス発電まで「木」を軸とした事業をグローバルに展開しています。住友林業は昨年12月には、ダラス近郊にマスティンバー建築の木造7階建てオフィス~ESGに配慮、CO2排出量を大幅削減~を発表したばかりです。

2030 年までの長期ビジョン「Mission TREEING 2030」では住友林業のバリューチェーン「ウッドサイクル」を回すことで、森林の CO2 吸収量を増やし、木造建築の普及で 炭素を長期にわたり固定し、自社のみならず社会全体の脱炭素に貢献することを目指しています。長期ビジョンで事業方 針の 1 つに掲げた「グローバル展開の進化」を推進し、米国でも脱炭素化への取り組みを加速させます。 

ソース:住友林業

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