次世代を担うのは最も多様性に富んだ若者たち!ポストミレニアル世代とは?

「ポストミレニアル世代」という言葉を耳にしたことがあるだろうか? 

1990年代後半から2010年頃に生まれたこの世代は、最も多様性に富み教育水準が高いという。

【ポストミレニアル世代=Z世代】

1997年から2012年生まれの世代を指す「Z世代」は「ポストミレニアル世代」とも呼ばれる。これはひとつ前の世代が「ミレニアル世代」であることに由来する。

【多様性の世代】

この世代は、米国内で最も人種的・民族的に多様なことが特徴だ。全体の48%が非白人系で、4人に1人がヒスパニック系だ。アジア人はポストミレニアル世代の6%を占め、ミレニアル世代のアジア人比率4%からわずかに上昇した。

また、この世代のヒスパニックはミレニアル世代に比べ米国生まれである割合が高い。ポストミレニアル世代のヒスパニックの12%が米国外で生まれたのに対し、ミレニアル世代は24%が米国外生まれ(=移民)であった。ポストミレニアル世代が生まれ始めたころに米国が不況に入り、雇用の大幅な減少から移民数が減少したことが関係しているようだ。

【高学歴の世代】

ポストミレニアル世代は前の世代に比べて高校の卒業率、大学への進学率が共に高くなっている。2017年時点でポストミレニアル世代の80%が高校を卒業しており、ミレニアル世代の76%、X世代の78%に比べ高い数字を示している。大学の進学率も前の世代に比べ上がっており、特にヒスパニック系および女性の飛躍が顕著である。

ポストミレニアル世代の親はその前の世代よりも教育水準が高く、生活水準もやや高いことが、進学率に影響していると見られている。

ソース:Pew Research Center