新規事業を米国で始めるならどこ?テキサスを選ぶ理由とは

「起業に最適な米国の都市」ランキングが発表され、TOP10にテキサス州3都市がTOP10にランクインした。その理由とは?

商業用不動産サイト42Floorsによる調査は、人口30万人以上の都市に焦点を当て、「ビジネスチャンスと手頃なコストの組み合わせを提供する都市」をテーマにランキングを作成した。

細かくいうと、ビジネスがしやすい環境でスタートできること、小さなオフィスを持てること、さらには適切なコンサルティングサービスや人脈を利用できることなどが、新しいビジネスを成功させる可能性につながると定義されている。

ランキングでは、スタートアップ企業の割合、コワーキングスペースの数、従業員1人あたりの平均人件費、地域間のコスト差、税金などの指標を考慮し、位置付けが決まった。

その結果、TOP10に以下のテキサス都市がランクインした。

▼オースティン3位)

オースティンは、テキサス州のスタートアップ企業の中心地として確固たる地位を築いており、都市圏の企業の43%が設立5年未満であると報告されている。また設立後の撤退率が3番目に低く、他の地域よりも新規事業の存続率が高いことも示している。

▼ダラス(8位)

ダラスは撤退率がやや低く、コワーキングスペースの密度が高いと報告されており、ダラスはヒューストンよりも手頃にオフィススペースを確保できる。年間1,300ドル(約13万円)安いほど。

▼ヒューストン(9位)

ヒューストンは、全米平均並みの生活費(ダラスより5%低い)で際立っていると報告されており、また、従業員一人当たりの平均人件費は、トップ10に入ったテキサスの都市の中で最も低い45,750ドル(約450万円)であると報告されている。

また、サンアントニオはトップ10には入らなかったものの、起業家にとって潜在的な可能性を示す良い結果であり、全体では19位にランクイン。

なお、起業に適した都市第1位はラスベガスだった。

ソース:CULTUREMAP42FLOORS