ダラス、4年連続「アパート建設数」全米第一位に
/RENT Caféが発表した「Apartment Construction Report」によると、ダラス・フォートワースが4年連続でアパート建設数で全米第一位になると見込まれていることが分かった。
ダラス・フォートワース・エリアでは今年21,173軒のアパートが建設予定だ。これは、2020年の24,220軒から13％の低下。減少傾向にある中、全米で建設されているアパートの15軒に1軒がダラス・フォートワース・エリアになる。
全国レベルでは、334,000軒の新しいアパートが今年建設される見込みで、6年連続で30万軒を超えている。前年比でほんの2.５％減だ。
北テキサスにおけるアパート建設ブームに大きく貢献しているのはダラス市で、今年4,140軒の建設が見込まれている。フォートワースは3,184軒。フリスコは2,356軒。マッキーニは1,258軒。ルイスビルは1,028軒。アービングは1,007軒の見込み。
下図はテキサスの都市におけるアパート建設数見込み：
全国的には、ニューヨークがDFWに続き、19,375軒。フィニックスが第3位で15,846軒。ヒューストンは第4位で15,760軒、オースティンは11,919軒で第7位。エントリーレベル（比較的低価格の）一軒家の供給が少ないことと住宅価格の上昇が、アパートの需要に大きく関係している、とRENT Café社関連会社のYardi Matrix氏は説明している。
ダラスで特に注目を浴びているアパート建設プロジェクトはVictory Parkの「The Victor」だ。40階建てで、全部で344ユニット。各ユニットの広さは540〜2,700平方フィート。38階〜40階のペントハウスのユニットは、1,595〜2,700平方フィートで最大3ベッドルーム。家賃は月＄10,000〜＄17,500。ペントハウスの部分の建築はまだ続いているが、他の階のユニットの賃貸はもうすぐ始まる模様だ。
このプロジェクトを手がけたヒューストンのHines社はすでに次のダラスでのプロジェクトを開始した。22階建てのアップタウンのMaple Terrace (参照: 三井不動産、ダラスに複合開発事業「メープルテラス」を着工）だ。
ダラス・フォートワース・エリアはまた、アパートの投資額でも全米の都市圏でリード (記事参照：全米大都市におけるアパートへの投資額でダラス・フォートワースが大きくリード)していて、6月末までに、80億ドル近くの売り上げを記録している。
ダラスを拠点とする商用不動産会社のCBREの2021年第二四半期レポートによると、DFW地域におけるアパートの売上高は合計77億ドルを超え、これは国内全体の売上高920億ドルの8.４％を占めている。同地域での上半期の売上高は、前年比74.８％増、2019年上半期比50.４％増だ。
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