ウーバー、ダラスに本社移転する可能性高まる

2020年5月1日、ライドシェアサービスを提供する「ウーバー(Uber)」が、サンフランシスコ本社をダラスに移転する可能性が高まっていることをDallas Business Journalが報じた

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▼売上減少、コスト削減

The Informationの調査によると、ウーバーは新型コロナウイルス感染による自宅待機命令の影響から、売上が80%減少していることがわかり、コスト削減のために従業員を約20%カットすることを検討中だという。同件について、ウーバー広報担当者は「コメントを控えさせていただく」と述べた。

▼本社移転の可能性

ウーバーがダラスに本社移転する可能性が高まっていることを裏付ける一つとして、同社は2019年にテキサス政府から3,600万ドル(約36億円)の奨励策を受けている。テキサス州の地方オフィスは、奨励策を受け取った後に本社移転するケースも多い。記憶に新しい例でいえば、Charles SchwabやMcKessonなど。また、数億円の奨励策以外にテキサスは税金が安い、生活の質が高いなど移転先として好条件な環境が揃っている。

現在、ウーバーはダラスのディープエルム地域に約3,000人の従業員を配属する大型オフィスキャンパス設立を発表している。ダラスでビジネスを行うことに前向きな姿勢は確かといっても過言ではない。今後、この流れで本社移転が決定してもおかしくはない状況といえるかもしれない。


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